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スーパーマリオブラザーズ3 任天堂 ジャンル アクション 発売日 1988年10月23日 価格 6,500円(税別) VC版 配信開始日 2007年12月11日 Wiiポイント 500 真剣スレの住人が天界でまったりゲームの話をするスレ37より 696 :名無しさん必死だな :2006/04/09(日) 01 21 50 ID OnMIB3cu 個人的には初代も好きなんだが3が凄く印象深いな あのどんだけ盛り込んでんだよってくらいバラエティに富んでるステージが凄く好き この先何があるんだろう、とか何だこれ?的なワクワク感が桁外れなんだよな マリオサンシャインのアスレチックステージで似たような感覚になった まぁあれは難易度がやたら高いのが問題なんだが
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【作品名】スーパーマリオブラザーズ 【ジャンル】ゲーム 参考テンプレ 【名前】クリボー 【属性】二足歩行するキノコ 【大きさ】成人男性並みの大きさのキノコ 【防御力】成人男性並みの大きさのレンガブロックを木っ端微塵にできる下からの突き上げを下からやられても無傷、むしろそれをした方がダメージをくらう 【名前】ノコノコ 【属性】亀 【大きさ】成人男性並みの大きさの亀 【防御力】マリオが幾ら踏んでも倒せない防御力 【名前】メット 【属性】亀 【大きさ】成人男性並みの大きさの亀 【防御力】ノコノコを一撃で倒す火の玉が何発当たっても無傷 【名前】マリオ 【属性】人間 【大きさ】成人男性(通常時)、その2倍の大きさの男性(スーパー状態時) 【攻撃力】下からの拳での突き上げ:成人男性並みの大きさのレンガブロックを木っ端微塵にできる(スーパー時のみ) 踏み潰し:クリボーを潰して消滅させる(通常時、スーパー時両方) ファイアボール:火の玉を発射する、ノコノコを一撃で倒す威力、射程30m、弾速は自分が走る速さと同等、何発でも発射可能、通常時になると使用不可 スター:クリボー、ノコノコ、メットを触れたり触れられただけで殺せるようになる。 【防御力】20mの高さから飛び降りて無傷 スーパー状態時では、成人男性を一撃で殺すハンマーの投擲や炎の直撃に一発耐えられるが、スーパー状態が失われ通常にもどる スター:成人男性を一撃で殺すハンマーの投擲や炎の直撃で無傷 200m程を移動する時間効果が続く 【素早さ】鍛えた成人男性並み 10m程度の高さまでジャンプ可能 走ってジャンプすれば水平距離を15m程度の距離を移動できる 【備考】スターを取った直後の状態でエントリー。 参戦 vol.122 706格無しさん2019/01/26(土) 21 38 33.97ID Rr/gS6Ja 712 マリオ(スーパーマリオブラザーズ) 考察 スター状態は30秒くらい続くとする。 同じ無敵のぐっすんから上がる。 〇ぐっすん 無敵対決だがこっちの方がスペックが高い。 〇伊達政宗(FC) 触れて勝ち。 ×シゲルwith重建機 スター状態がきれるまで耐えられて負け。 ×主人公withD・ホイール S・フォースⅢで負け。 〇ロジャー 触れて勝ち。 ×アルル・ナジャ(漫画)スター状態でも氷結耐性はないだろう。 ×龍造寺淳平 スター状態がきれるまで耐えられて負け。 (忍者の壁)から上を見たが勝ち越しそうにない。 下も一応見たが勝ち越していた。 主人公withD・ホイール=シゲルwith重建機 >マリオ(スーパーマリオブラザーズ)>ぐっすん=伊達政宗(FC) vol.122 196格無しさん2018/09/03(月) 21 16 28.62ID QheV/7h6 199 193 初代マリオでもキラー砲台あったが…… キラー砲台これ最強スレじゃどういう扱いになるんだっけな 199格無しさん2018/09/03(月) 23 37 01.99ID w66gc9+X 196 横からだが、キラーに関しては「ゆっくりと飛んでくる」という記述が取扱説明書に書いてある(マリオ2に関しても同様) 193 テンプレ内で「頭突き」となってるけれど、あれ実はブロック破壊してるのは「拳を突き上げるようにしてブロックを下から叩く」という設定がある (ドット画だと分かりにくいかもだけど、これに関しても取扱説明書にイラスト付きで載ってる) 200格無しさん2018/09/04(火) 00 22 54.03ID aD2BY7uJ 修正 (省略)
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本項目ではFC版『スーパーマリオブラザーズ3』と、そのGBAリメイク版である『スーパーマリオアドバンス4』を共に解説する。 判定はどちらも 良作 。 スーパーマリオブラザーズ3 概要 ものがたり 新要素 ゲーム面の大幅な進化 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 スーパーマリオコレクション スーパーマリオアドバンス4 概要(A4) 変更点・評価点(A4) 問題点(A4) Wii U VC版の変更点(A4) 総評(A4) 余談(A4) スーパーマリオブラザーズ3 【すーぱーまりおぶらざーずすりー】 ジャンル アクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 任天堂 開発元 任天堂エスアールディー 発売日 1988年10月23日 定価 6,500円 プレイ人数 1~2人(交互プレイ) セーブデータ なし レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 【Wii】2007年12月11日/500Wiiポイント【3DS】2013年1月1日【WiiU】2013年12月25日/上記共に500円 判定 良作 ポイント ファミコン最高峰の完成度とボリューム非常に多彩なコースと様々な変身セーブができないのが難点 マリオシリーズ・関連作品リンク 概要 『スーパーマリオブラザーズ』の3作目にして、ファミコンにおける同シリーズ最後のソフト。 前作は初作品の高難度化のマイナーチェンジに近いようなスタイルだったが、アクションの根本は前2作で固めた基礎を元に、グラフィック・システム面で大きな進化を果たした大ボリュームの作品となっている。 ものがたり マリオとルイージの活躍で平和になったキノコ王国ではありましたが、このキノコ王国はキノコワールドのほんの入口。その奥には多数の不思議な国がありました。さんざんこらしめたはずの大魔王クッパもマリオのいるキノコ王国からは手を引いたものの今度は自分の子供コクッパ7兄弟を仲間に入れ、ワールドのあちこちでイタズラのやり放題。遂には各国に古くから伝わる魔法の杖を盗み出し王様達を動物の姿に変えてしまいました。マリオとルイージはコクッパから杖を奪い返し、王様を元の姿に戻してあげなくてはなりません。「行ってらっしゃい。気をつけてネ♡」ピーチ姫とキノピオに見送られて2人は不思議いっぱいのキノコワールドの奥へ奥へと進んでゆくのでした。(取扱説明書より) 新要素 マップシステム 本作ではコース(ステージ)選択の要素が導入され、各ワールド毎にすごろくゲーム風のワールドマップが導入された。主に「アクションゲームパネル」と呼ばれる数字の付けられたコースがマップ上にいくつか設置されており、パネルに重なって決定ボタンを押すとアクションゲーム面に切り替わる。 マップ上ではルートが分岐している箇所もあるので、必ずしも全てのコースをクリアする必要はなくなり、ルート次第ではあるが苦手なコースを避けることも可能になった。 クリアしたコースのアクションゲームパネルは「クリアパネル」に変化し、マリオでクリアした場合は「M」のパネルに、ルイージでクリアした場合は「L」のパネルにそれぞれ切り替わり、以後そのポイントを通過できるようになる(残機が全て無くなり、ゲームオーバー後にコンティニューすると、再びアクションゲームパネルに戻される)。 アイテムのストック機能(マップアイテム) 本作で手に入るアイテムは、マップ画面上で使用できる「マップアイテム」としても入手可能であり、あらかじめマップ上でパワーアップすることにより、事前に準備を整えてアクションゲーム面に挑戦することが可能。 スーパーキノコやスーパースターなどのアイテムをマップ上で使えば、パワーアップした状態でコースを始められるため、利用することで難易度が低下するコースもある。 例えば、ワールド7-8はパックンフラワーだらけのため、初期状態だと非常に難しいが、この敵を簡単に倒せるファイアマリオかハンマーマリオ(後述)の状態で始めると楽になる。また、スーパースターは、マップ上のハンマーブロス等と戦う際に有効である。 マップアイテム「パタパタの羽」は、しっぽマリオに変身した上で、次に開始する1コース内に限り、「ゴールするか別の姿になるまでパワーメーターが常に満タン状態で維持され減少しない」という効果が付与される。要するに助走なしで常に飛行可能ということで、多くのコースを容易にクリアできるバランスブレイカー的なアイテムだが、入手可能な数や方法も限られており、いわば救済アイテムのひとつと言える。 どうしても苦手なコースに使うという計画性や、使わずにクリアしたいというプレイヤー自身のプライドが問われるアイテムでもある。もちろん水中面や通路の狭いコースなど、このアイテムがほとんど役に立たないコースも存在する。 空の上にある隠しアイテムを見つける等、コースの全貌を把握するのにも役に立つ。 他にも「ハンマー」や「笛」や「イカリ」等のようにマップ上でのみ効果が現れるアイテムもある(後述)。 所持可能数は最大で28個まで。既に上限まで持っていた場合、アイテム欄の最後にあるアイテムが新しく手に入れたアイテムに置き換わる。 基本的には前作までと同様ちびマリオ状態でファイアフラワーやスーパーこのはを取ってもスーパーマリオになるだけ(スーパーキノコの効果)だが、このストックを使う分には直接ファイアマリオやしっぱマリオになれる。裏を返せばここでのスーパーキノコの価値はかなり低い。 所持状態によっては、貴重なアイテムが上書きされて消滅してしまうおそれがあるため、マップアイテムはあまり貯めこまずに使っていくほうが有益といえる。特にスーパーキノコは上記の通り、さほどありがたみがないので、ちびなら積極的に使いまくった方がいいぐらい。 マップ上のコースには、アクションゲームパネルの他に「砦」が存在し、前作までの各ワールドのクッパ城と似たような構造になっており、他のコースと比べて難易度は比較的高め。 最奥部ではボス「ブンブン」との対決が待っている。ブンブンを倒し「マジックボール」を取得するとクリアとなり、砦が崩れ落ちてマップ上の道を塞いでいる「閉ざされた扉」が消滅し、ショートカットルートが開通する。一部、例外もある(後述)。崩れ落ちた砦は、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活することはない。 ワールドによっては、ワールド2の「砂漠」「ピラミッド」、ワールド5の「塔」、ワールド8の「トラップ面」のように、そのワールド独自のコースも存在する。 ワールド2の「砂漠」「ピラミッド」はマップ上での外見を除いては、通常のアクションゲームパネルのコースと性質は変わらず、ゴールカードを取得しクリアすればクリアパネルに変化する(同様に、ゲームオーバー後にコンティニューすると復活する)。 ワールド5の「塔」はBGMや内部構造から砦とよく似ているが、ボスは存在せず、単に地上マップと天空マップとを結ぶ橋渡し的な役割を果たしており、クリアしても消滅することはない。マップ上の「土管」(後述)と似たような位置づけである。 ワールド8の「トラップ面」は、重なるとランダムで“手”に強制的に引きずり込まれる演出が発生し、短いアクション面が始まる。最奥部にたどり着くとスーパーこのは入りの宝箱が出現してそれを取得すればクリアとなる(クリア後はクリアパネルに変化し、ゲームオーバー後にコンティニューすると、アクションゲームパネル等と同様に復活する)。 引きずり込まれなかった場合は通過することができるが、任意で決定ボタンを押しアクション面に挑戦することも可能。 マップ上を絶えず動き回っている「ブロス(*1)」と重なると強制的に戦いが始まる。 1画面分のアクション面に切り替わり、相手を倒すと宝箱が出現してそれを取得するとマップアイテムが手に入り、クリアとなる(ブロスを倒せば、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 コースからマップに戻った際にランダムでマップ上を動き回り、時に道を塞いで進行を妨げてくる。 ワールド7には、ブロスの代わりにマップ上に「パックンフラワー」が存在し、こちらはマップ上を移動することはないが、これに重なると強制的に短いアクション面が始まる。最奥部にたどり着いて出現する宝箱を取得すると、マップアイテムが手に入りクリアとなる(ブロス同様、クリアすれば、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 ブロス・パックンフラワー共にマップアイテムの「オルゴール」を使用することでしばらくの間眠らせることができ、その場合は戦わずに通過できる(*2)。 ワールド8のマップ上には、前述のトラップ面以外にも「戦車」「戦艦」「高速飛行船」といった特殊なコースも存在し、重なっただけで強制的にアクション面が始まる。 これらのコースでは、最奥部にブーメランブロスまたはブンブンが待ち構えている。ブーメランブロスの場合は、倒すと出現する宝箱(マップアイテム)を取得してクリアとなる。ブンブンの場合は、倒すと砦と同様にマジックボールが出現し、それを取得してクリア(閉ざされた扉消滅→ルート開通)となる(砦と同様、クリアすればゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 ワールド2以降のマップ上には「土管」が設置されており、マップ上の離れた土管に移動できる。この土管はいわば連絡通路のような役割を果たしている。 1人プレイ時には、後述する「ジュゲムの雲」を使用した直後に、この土管を通過すればアクション面をクリアした扱いとなり、進行ルート更新になる。 2人プレイ時には、この土管を通過しただけでは手番は終了しない仕様になっており、土管通過後もそのプレイヤー側の操作権利が継続されている。ただし、土管の中でタイムアップを迎えるとミスになり、手番が交代する。 マップ上で道を塞いでいる「岩」は、マップアイテムの「ハンマー」を使用することにより破壊可能。新たな道が開けたり、ショートカットになったりする場合がある。 マップ上には上記のコースだけでなく、マップアイテムがもらえる「キノピオの家」や、残機数を増やせるチャンスのある「スペード(絵合わせ)パネル」等、ミニゲーム的なポイントも存在し、これらのポイントは入らなくとも自由に通過することができる。 本作では、各コースの道中が短めになっている代わりに、ミスした時の中間リトライが存在しない。 ゴール アクションゲームパネルのコースでは、基本的にゴールする際にゴール地点中央で点滅しているゴールカードに触れることでコースクリアとなる。残りタイムに応じたスコアの加算が行われ、ゴールカードに触れた際に止まった絵柄がストックされる。絵柄が3つになると残機数が増え(キノコ3つ=2UP、フラワー3つ=3UP、スター3つ=5UP、同じ絵柄がそろわなかった場合=1UP)、マップ画面に切り替わると共にカードは白紙に戻される。 コースによっては正規のゴールの他に、コース内のどこかに隠してある宝箱(マップアイテム)を取得することによってコースクリアとなる場合もあり、その場合はカードは得られず、スコアの加算も行われない。 コースのコンセプトの敵キャラがいる場合(*3)、それをフィーチャするべく作られたものとわかりやすくするためかゴールカードの真下にそれが1体配置されている。 新たなマリオの変身 旧作の「スーパーマリオ」「ファイアマリオ」の2つに加えて以下の新たな変身能力が追加され、アクションの幅が広がった。 + 新たな変身能力 「しっぽマリオ」(変身アイテム:スーパーこのは) パッケージイラストにも描かれた、タヌキ耳としっぽが生えたマリオ。しっぽを振って敵に攻撃したり、横方向からブロックを叩いたりできる他、助走をつけてパワーメーターが満タンになった時にAボタンを連打することで、パワーが切れるまでの間空を飛ぶことができるようになる。また、空中を落下中にAボタンを連打することで落下スピードを緩めることが可能。 従来のファイアマリオと対をなす基本パワーアップ形態としての位置付けにあり、1-1からいきなり目にすることになる他、各コースでもスーパーこのはの入手機会は多い(*4)。 「カエルマリオ」(変身アイテム:カエルスーツ) カエルの着ぐるみに身を包んだマリオ。水中で、ボタン操作なしでも自然に沈まなくなり、十字ボタンのみで自在に泳げるようになる。Aボタン押しっぱなしで更に加速する。また、土管から吹き出す水流の影響を受けなくなる。 地上ではジャンプ力の最大高度が上昇する反面、「しゃがむことができないので打点の低い攻撃をよけ切れない」「坂道を滑り降りることができない」「カエルのように四つ足でぴょこぴょこ飛び跳ねながら移動するため移動し難くなる」「ダッシュしゃがみによる1ブロック分の隙間抜けができない」といったデメリットがある。 水中移動という特定の用途に特化した能力であり、特別な攻撃方法も持たないため、地上では他のパワーアップ形態に比べると全体的に性能が劣る。また、水中で自在に動けるという触れ込みだが、攻撃能力が無く敵に当たればスーツが脱げてしまうためひたすら避けることを要求され、「水流の影響を受けなくなる」というメリットも活かせる場面があまりない。 ノコノコの甲羅や白ブロック等を手に持った状態に限り、背を伸ばして立ち上がりダッシュもできるなど、他の形態同様の動きは一応できる。 他の形態にはない独自のメリットとして「氷の上で滑らない」「ダッシュジャンプからの着地でもブレーキなしで即座に停止できる」といった特性があり、使いこなせれば足場が悪いコースなどで大いに活躍できる。 「たぬきマリオ」(変身アイテム:たぬきスーツ) たぬきの着ぐるみを着込んだマリオ。基本的な能力はしっぽマリオと同等だがそれに加えて、十字ボタン下+Bボタンを同時に押したままで、「地蔵マリオ」に変身できる。一定時間経過するか、ボタンを離すと変身が解除される。 地蔵に変身中は無敵状態になり、あらゆる敵の攻撃を防御できるほか、ジャンプ中に変身して地蔵状態のまま落下すると、下にいる敵を踏みつけて倒すことが可能(*5)。 「ハンマーマリオ」(変身アイテム:ハンマースーツ) ハンマーブロスと同じ黒いヘルメットと甲羅を着込んだマリオ。基本能力はファイアマリオと同じで、ファイアボールの代わりにハンマーを投擲する。 このハンマーは大きく山なりの軌道を描いて放物線状に飛び、そのまま落ちていき敵を貫通する。 ファイアボールでは倒せない大半のザコ敵(*6)にも通用するほか、ボス敵であるブンブンや大魔王クッパに対しては、貫通時に多段ヒットするため瞬殺できる。しかし、コクッパにはなぜか通用しない。 しゃがみ状態では背負った甲羅にメットの如く身を潜めることで、ファイアパックンやファイアブロスの吐くファイアボール攻撃も完全防御が可能(*7)。 ただし、坂道ではしゃがみ防御が優先されるため、坂道を滑り降りることはできなくなる(*8)。 「ブーツマリオ(クツマリオ)」(変身アイテム:クツクリボーの靴) 特定コースに登場する「クツクリボー」からブーツ(靴)を奪って入ることで変身できる特殊変身。その名のとおり、ぜんまい仕掛けのブーツにすっぽりと入り込み、通常では踏めない敵を倒したりダメージ地形扱いであるブラックパックンの上を移動出来たりするようになる。なお、ブーツを奪うにはブロックの下から叩いて倒す必要があり、上から踏んで倒した場合は、ブーツごとなくなってしまうので奪えない。 厳密には独立した変身能力ではなく、上記のどの変身状態でもこのブーツ状態に重複してなることが可能で、ファイア・ハンマーマリオの場合は攻撃が可能だが、しっぽ・タヌキマリオの場合はしっぽ攻撃ができなくなる。また、ダッシュ速度が落ち、しゃがむこともできなくなる。さらに、敵に接触すると通常どおりのダメージ扱いとなるため、ブーツを失う上にチビ状態に戻ってしまう。そして、コース内限定の変身であり、クリアするとブーツが消滅→変身が強制解除されてしまう。どちらかと言えば、変身というより「乗り物」に近い扱いである。 他にカエルマリオ同様にダッシュができない。カエルマリオなら甲羅などを持った場合のみ例外的にダッシュができたがクツマリオは持つことすらできない。 3種のスーツを着て飛行船をクリアすると、王様の台詞がスーツに応じて変化するという遊び心もある。 ゲーム面の大幅な進化 旧作と同じ横スクロールアクションの仕様を踏襲しつつ、大幅に内容が拡充され、旧作以上にパワーアップを果たしている 圧倒的なボリューム コース数は各ワールドで8~14もあり(砦などを含む)、総数は100面近くに及ぶ。 コース数だけでいえば後発の『ワールド』よりも多い。 コース構成とギミックの多彩化 スクロールが、一方通行ではなくフリースクロール方式となり、後戻りや上下の移動も可能になった。そのため、謎解き要素のあるコースや、迷路のようなコースも作られるようになった。 左右・上下(一部エリアでは斜め)強制スクロールが可能になり、コースのバリエーションが増加。空に隠し扉やアイテムがあるコースも多数あり、探索心をくすぐる。 敵の少ない安全な道のあるコース、初登場の「扉」や、おなじみの土管だらけの迷路のようなコース等、単に難易度調整をしただけではない、遊び心あるコース設計となっている。 また、自動的に画面がスクロールしていく、強制スクロールのコースも初登場した。 前作までは、コースの1区間全体が水中面だったが、本作では地上と水中を織り交ぜたコース構成が可能となった。地上と水中を行き来するコースや、落ちても泳いで這い上がれるコース、水たまりのあるコースなど、その構成にもバリエーションが増した。 水面でもブロックを叩いて壊したり、アイテムを出したりできるようになった。 水面を泳いでいる最中に同時に十字ボタン上も押していると(十字ボタン上+Aボタン押し)、水面からジャンプできるようになった。 チビマリオとそれ以外では高さ1キャラ分の水辺の扱いが異なり、チビマリオでは水中扱いとなり操作がしにくくなるが、それ以外では地上と変わらずに動ける。ワールド3のマップでは通過ルートが水上となっているポイントがいくつかあり、そこでハンマーブロスと対決する時に影響を受ける。 ブロックやリフトの種類の増加 ジャンプ台のようにも使えるジャンプ(音符)ブロック、プロペラのように回転するくるくるリフト、一定時間乗り続けていると落下するチクワリフト、乗ると矢印の方向に透明な足場が発生してしばらくの間その方向に移動する不思議リフト、持って投げられる白ブロック、レンガブロックとコインとを入れ替えるスイッチブロック(Pスイッチ)、足場代わりにできる敵・パタメット、一定時間しゃがみ続けることで背景の裏側に行ける白い足場など、様々なギミックが追加された。 これによりテクニックの重要度も上がっている。 マリオ自身のアクションの多彩化・キャラクターのコントロールしやすさの向上 「坂を滑り降りる」「白いブロックや、踏んづけたノコノコ・メットの甲羅を持ち運び敵にぶつける」など、パワーアップ前のマリオ単体で可能なアクションが前作よりも増えた。 また、無敵状態でジャンプすると派手な宙返りを披露するようになった(ダッシュ時[しっぽで飛行できる状態含む]と、チビマリオ・カエルマリオ状態を除く)(*9)。こういった細かな演出的アクションも進化を感じさせる。 旧作に比べ、マリオの動きの制御がし易くなった。 前作『2』では、マリオ・ルイージに性能差を持たせたり、特定の敵を踏んだ時に大ジャンプ出来るアクションを導入したりすることで、前々作『1』との差別化を図ったが、フンワリした挙動は変わらなかった。 本作では、ジャンプボタンを押したままにして敵を踏むと任意で大ジャンプが出来たり、空中の方向転換がし易くなったりと操作性が向上している。 「パワーメーター」の追加によるジャンプ力の強化 ある程度走ると画面下の「P」メーターが貯まっていき、最高状態でさらにジャンプ力と速度が増すようになった。 このメーターが満タンになると高い音のSEが鳴り、マリオも両手を水平に広げて走るアクションをするため、最高速に達しているかが視覚的にも音的にも分かりやすくなった。 飛行能力のある変身状態では、このメーターが満タン時のジャンプ中にAボタンを連打することで、しばらくの間空を飛べる。飛べる時間はメーターが満タンになった時にジャンプしてからカウントされる。『Pメーターが満タンになった瞬間に土管に入り移動した先で飛ぶ』という芸当も可能。 走りだすとメーターが増加し、停止すると貯めた分のメーターが左側に振り切れて0になってしまう。 メーターが完全に減少しない内に左右に細かくダッシュすることで徐々にメーターを貯めていき、満タンになるまで一直線にダッシュする余裕がない狭い場所でも飛ぶことができる(ただし、ある程度の距離がないと実行するのは困難であり、攻略上この動かし方が必要な箇所は限られる)。 ボス戦の仕様変更 各ワールドのボスがクッパの偽物からコクッパ7兄弟に代わり、それぞれ特技がつけられデザインと共に差別化された。 画面にずっと残り続けるリング弾を放つウエンディや、着地と同時に地震を起こしてくるロイ、ルドウィッグなどは一手間かかる難しさ。 本作では砦のボスとコクッパ7兄弟に対しては、直接踏むことで倒せるようになった。倒すには3回踏む必要があり、踏むたびに攻撃パターンが変化して強くなるボスもいたりと、よりボス戦らしい緊迫感ある戦い方ができるようになった。 旧作ではボス戦での戦い方は、主に吊り橋をボスの背後の斧で落として倒すというシンプルかつ間接的な方法であり、つまりはボスをかわしてしまえばそれで終わりという超短期決戦であった(もちろん、旧作・本作ともにファイアボールで倒すことも可能)。 しかしラスボスである大魔王クッパだけは、旧作を受け継いで「踏めない」という特徴を踏襲しており(とはいえ、今回はクッパの頭上に乗ってもダメージを受けなくなった)、「閉じ込められた空間の中で無敵のクッパ(*10)を相手にどうやって勝つか」という、ギミック的なイベントバトルになっている。 本作での「ボスは何度か踏んで倒す」という攻略法は以後のシリーズでのボス戦基本フォーマットとなった。 隠しアイテムによるワールドのショートカット 隠しマップアイテム「笛」を使うことでワープゾーン(画面左下に「ワールド9」と表示された島)へ移動し、そこから他のワールドへワープすることができる。 笛はワールド1に2本、ワールド2に1本の合計3本隠されている(*11)。ワールド1で笛を2本手に入れれば使い方次第で好きなワールドに行けるので、さながらワールドセレクトのように機能している。 自由自在に好きなワールドに行けるのではなく、ワールド1で笛を吹いた場合はワールド2~4行きの土管がある地点(島の最北端)に、ワールド2~6で笛を吹くとワールド5~7行きの土管がある地点(島の真ん中)に、ワールド7以降で笛を吹くとワールド8行きの土管のみがある地点(島の最南端)にそれぞれ飛ばされる。さらに、このワープゾーンにいる状況(プレイヤーが上記3ヶ所のどの地点にいるかを問わず)で笛を吹くと、ワールド8行き土管の地点に飛ぶ。つまり「少なくとも笛が2本あれば、その2本を連続して吹く(*12)ことにより、どのワールドからでもワールド8にワープすることが可能」というわけである。 ワープしても何のペナルティも発生しないが、前作『2』とは違って、ワープせずにクリアしたことによる特典はない。 とはいえ、初心者がいきなりワールド8へ行ったとしても、アイテム不足になる上にアイテムの入手機会も限られ、難易度も高いのでクリアは非常に困難になる。順当に各ワールドを攻略していきマップアイテムを十分に揃え、プレイヤー自身の実力を上げることがクリアへの無難な近道ということでバランスが取られている。 一方で、ワープにこだわるか否かは完全にプレイヤーの選択次第であり、全面クリアのポリシーに従って順繰りクリアしてもよし、好きなワールドから始めてもよしと、自由な遊び方ができる。 充実した小ネタや隠し要素 ワールド1・3・5・6において特定の条件を満たすと、マップ上の(ワールド3・5・6では特定の)ハンマーブロスが大量のコイン+隠れ1UPキノコを積んだ「宝船」に変化する。 最奥部ではブーメランブロス2体との対決が待っており、倒せば宝箱が出現してそれを取得すればクリアとなる。 宝箱の中身は、宝船に変化する前のハンマーブロスが持っているマップアイテムと同じ。 8万点を獲得するごとにマップ上に「N」マークの付いたスペードパネルが出現し、これに触れると強制的に神経衰弱ゲームで遊べる画面に切り替わる。 絵柄を揃えると絵柄に描かれたアイテムがもらえる。カードの配置は8パターン。 多くのコースにおいて、空を飛ばないと見ることすら出来ない上空に足場やアイテムなどが設置されているので、それを探す楽しみもある。 + 例えば…… ワールド1-1からすでにチュートリアルの一部のように組み込まれている。 手前が助走をするのに向いた長い平地になっており、コインがガイドのように斜めに配置され、「順当に行けばしっぽマリオになれている→飛べ」と言わんばかりの構成になっている。このことから「他のコースにもあるだろう」というのが容易に想像できるようになっている。 隠れキノピオの家 (ワールド8を除く)各ワールドに1つずつ隠されている白いキノピオの家。特定コースにてコインを規定枚数取得しクリアした後、マップ上に現れる。ここに触れると強制的にキノピオの家の中に入り、そこには宝箱が1つだけ置いてある。箱を開けるとマップアイテムの「パタパタの羽」か「イカリ」のいずれかがもらえる。とくに後者はこの方法でしか入手できない。 2人プレイ時には、プレイする側と待機側が同じポイントに重なった時に「どちらかがボタンを押す」ことで対戦ゲーム「なつかしのブロスゲーム」をプレイすることができる。 元になったのは『マリオブラザーズ』だが、対戦専用に合わせて一部ルールが変更されている。 このゲームではプレイ権利の奪い合い(勝ったプレイヤーが直後のプレイ権利を獲得できる)・カードパネルの奪い合いが発生するため、状況によっては非常に白熱し、単なるマリオブラザーズの再現にとどまらず、対戦に特化した形できっちり進化している。 通常ステージではマリオブラザーズ同様に敵を倒していき、多く倒した方が勝ちとなる。敵や火の玉にぶつかるとその時点で負けとなる。なお、負けても残機が減ったりはしない。 登場する敵もマリオブラザーズに準じたものが登場するが、「カメさん」はノコノコとの混同を避けるため踏むことのできないトゲゾーに差し替えられている。 通常ステージだけでなくコイン争奪戦のルールを踏まえたステージも追加を含めて3つ用意されている。 + ステージ詳細 画面に設置されているコインを早く集めるというマリオブラザーズのボーナスステージ風のステージ。 土管からコインと火の玉が飛び出るステージ。早く5枚集めた方が勝ちだが火の玉に触れると負け。運も絡んでくる。 何個も配置されたハテナブロックを蹴飛ばしてコインを探し出すステージ。早い者勝ちなので迅速な行動と勘が求められる。 なお床のブロックも蹴飛ばすことができるが、全部蹴飛ばしてしまうと 最上段のコインを取れなくなって詰んでしまうので注意。 このような追加要素もありゲームの進行そっちのけでバトルに熱中するプレイヤーも続出した。 カードパネルの奪い合いを利用し、意図的に揃える事でちょっとした協力プレイに活用する事も出来る。 3DSVC版ではダウンロード対戦可能。 残機稼ぎの容易化 前々作『1』や前作『2』と違って、階段状の地形と甲羅を利用した無限1UPは不可能になったが、敵を連続で踏み続けることによる無限1UPは従来通り可能。ジャンプ後にボタン連打でゆっくり下降できるようになる「スーパーこのは」や「たぬきスーツ」の存在により難易度が低くなっている他、稼ぎが行える箇所自体も大幅に増えている。 ノコノコやカロンが画面内に3匹かつ天井が高ければ延々と踏み続けられる計算となる。また土管などから無限に出てくる敵を踏みつけたり、ブロックにハメた甲羅でぶつけることが出来るなどの状況下で可能になり、いずれも攻略情報としてパターン化されている。 また、通常コースを3つクリアする毎に最低でも1UP、最高で5UPするというシステムや、残機が増えるミニゲームの存在もあって、残り人数は自然と増えやすくなっている。 この影響か、残機数の上限は99までとなっている(もっとも旧作でも128人上限だったのであまり大差ないが)。 ワールドクリア毎のヒント 各ワールドクリア時(ワールド7を除く)にピーチ姫から手紙が届き、敵や一部のギミック、隠しアイテムの場所についての情報などのヒントが教えてもらえると同時に、マップアイテムを1つもらえる。 ゲームオーバーの仕様変更 残機がすべて無くなりゲームオーバーになった後、そのワールドの最初からプレイし直す(コンティニュー)か、諦めてタイトル画面に戻る(エンド)かを選択出来る。コンティニューに回数制限はない。 コンティニュー時は、そのワールドのスタートパネルに戻される。 同時に、クリア済みのコースも全て復活してしまうが、これはキノピオの家や絵合わせパネルも含まれる。反対に砦や岩などの破壊オブジェクトや、マップ上のブロスなどは復活しないよう設計されており、リカバリーと再進行に負担が生じないよう配慮されている。 砦をクリアすると、その地点までのショートカットルートが開通するため、最低でも砦までクリアできれば、ゲームオーバー後のリカバリーが容易となる(*13)。また、それまでに集めたマップアイテムも消滅せずに保持される。 コンティニューを前提としたプレイ(キノピオの家に繰り返し通いアイテムを貯める、アイテムを惜しまず消費して最優先で砦を崩す等)も可能で、こちらも戦略性に結びついている。 2人プレイの場合、ゲームオーバーになったプレイヤーがクリアしたアクションゲームパネルのみ復活する。対戦によるゴールカード調整も含め、協力プレイに活用する事も可能。 評価点 多種多様な手ごわさと絶妙な難易度調整。 序盤は簡単にクリア出来るが、中盤へ進むにつれ難しくなっていく。ワールド5以降は、ワールド毎に方向性が違うがいずれも難関揃い。 特に強制スクロールコースは足場も少なく、立ち止まると画面端に押し出されて落下する、あるいは画面左端と地形に挟まれたらパワーアップの有無にかかわらず即ミスとなるため、総じて難易度は高めである。その中でもワールド8の「高速飛行船」は、スクロール速度そのものが他の強制スクロールコースよりも非常に速い上、足場が少ない、そのくせ妙な凹凸や段差が多く挟まれやすいなどのミス要因が揃っており、多くのプレイヤーのトラウマとなった。 これだけのボリュームを誇りながらも、難易度のバランスは非常に優れている点はさすがである。上級者向けに著しく尖った難易度に調整されていた前作『2』と比べ、それなりの難しさを保ちつつ、万人向けのバランスに調整されており、初心者でも根気よく挑めばクリアできる。 アクションの爽快感の向上 マリオ自身の操作性の向上により取り回しの効き易くなったことに加え、新アクション、新変身能力の追加によってアクションの幅が広がり、キャラクターを動かす楽しさや爽快感が旧作以上に増した。 コースクリア以外の様々な要素の充実 上述の通り、ミニゲームや小ネタや隠し要素などの充実により、楽しみの幅が増えた。 ゲーム上の配慮 ゲームオーバー後のリカバリーの手間の緩和や残機稼ぎの容易化やワープによるショートカット、アイテムストック、ワールドクリア時のヒントの掲示など、遊びやすくするための配慮が追加されている。 後に連なる作風の確立 変身能力を押し出した作風、コミカルでファンタジックな世界観・キャラクター等、後のマリオシリーズのベースとなる要素が本作で確立された。 2人プレイの改善 本作ではミスした他、コースクリアした際でも順番が交代するようになっており、完全な交互プレイ制となった。 これにより、腕前の如何にかかわらず、各プレイヤーに平等にプレイ権が与えられるようになった。 グラフィック周りの進化 ファミコンソフトとしては大容量の3MbitROMによる美麗なグラフィックは当時として最高峰で、スーパーファミコンと比較しても引けを取らないクオリティを誇る。 キャラクターのデザインもよりコミカルなタッチになり、黒の輪郭線でふちどりを施して描かれるようになったことでキャラクターがより視認しやすくなった。表情や各アクションもより細かく描写されるようになっている。 ワールドによって世界観が大きく変化し、それに合わせて背景も細かく変化する。砂漠の国、氷の国などバラエティに富み、「冒険している」感が増大した。もちろん単純に背景が違うだけでなく、砂漠の国では触れると引きずり込まれる流砂がある、氷の国ではツルツル滑る地形やファイアボールで溶かせる氷があるなど、コース構成やフィールド内の仕掛け・トラップもワールドのテーマに沿った作りになっている。 グラフィックの向上により高められたキャラクター性やコミカルな世界観は以降のマリオシリーズのベースとなった。 グレードアップした音楽 おなじみ近藤浩治氏が、全BGMを担当。その曲数は前作とは比べ物にならないほど増え、とくにマップ上のBGMは、ワープゾーンであるワールド9を除き、全て異なっている(*14)。 いずれのBGMも評価が高く、特に軽快な「アスレチック面」や並行和音を多用し、緊張感のある「飛行船」のBGMは後年の作品にもたびたび取り上げられる。 加えて単調ながら氷らしい透明感を感じさせるワールド6(氷の国)のマップBGMも、後作品、果てはテレビ番組(*15)でもアレンジされたり流用されている。 技術的には、本格的にDPCM(*16)が使われ、BGM全般に渡って使用されているティンバレス(*17)や、「地下面BGM」(*18)などでのドラムや「飛行船BGM」のティンパニなど、それまでのファミコンゲームには無い、当時としてはリアルなパーカッションがBGMに花を添えている。 1UPの機会が大幅増加。 本作では、1UPキノコはミスしてももう一度取り直すことが出来る。また、絵合わせやゴールカードでの残機アップも可能(*19)となった。無限増殖もしっぽマリオの登場によって非常にやりやすくなった。 旧作における1UPキノコは、「もう一度取りたくても戻れない」「隠れブロックから出現した場合、その画面が映ってからミスすると、再度出せないことがある」等の特性があり、無限増殖も上級者向けのテクニックとして難易度が高いものだったため、初心者にとっては稼ぎ易さの面で配慮される形となった。 その分、1UPキノコの存在意義や残機獲得のためにコインを稼ぐことの重要性も薄れてしまった点は否めないが、本作ではセーブ機能がないことや、ゲームオーバー後のリカバリ―の手間を考えれば、完全に形骸化したとまでは言えない範疇に収まっている。 賛否両論点 一部のアイテムが活用し難い + アイテムの詳細 スーパースター 一定時間、無敵状態になれるおなじみの星型アイテムだが、本作では無敵時間が約7秒と前作・前々作より劣化(前作までは約12秒)。地形に引っかかるなどして少しもたつくだけでも痛いタイムロスとなり、狙った敵を倒せずじまいになりがち。 ストックアイテムとしてのスーパースターは、マップ上のブロスを倒す用途(ワールド3の水上ポイントでチビマリオで挑む等を除けばほぼ確殺)がある一方、上記の仕様により通常コースには使いにくい。大抵のコースの序盤は、比較的安全なので意味のない事が多く、強制スクロール面や水中面に至っては、最初の敵に出会うより早く無敵効果が切れてしまう局面になりやすい。 但し、この性能を前提としたテクニカルなコースが存在する。 例としてワールド7-3やワールド7-7では、スター効果持続中に特定のハテナブロックを叩くと中身(通常はコイン1枚)がスターに変わる「連続スター」という要素があり、そのうえで無敵の持続を前提としたコース構成となっている。 特に後者は、連続してスターを出現させながらブラックパックンの上を走り抜け、一度でも途切れると実質クリア不可能というコース。道中に土管があるためパタパタの羽でも先に進めないという、上級者向けのマニアックな要素とも言える内容である。 これを理不尽な仕様と取るか、チャレンジングコースと取るかは人によるところだが、一応ダメージを受けての無敵状態を利用する方法はある上、7-7自体クリアしなくても別ルートで先に進めるようにはなっている。使いどころを見極める楽しみがあるとも言える。 他にも、ワールド6の砦-3やワールド8の砦等、スタート直後に被弾しやすいコースであれば、無敵のまま強引に駆け抜けてしまう戦略をとれる。また、ワールド5-1では、スタート直後にいるワンワンを無敵状態で倒すことで、隠しエリアに到達しやすくなる(*20)。 ジュゲムの雲 ワールドマップ上のコースを1つだけスキップ(素通り)できるアイテム。 苦手なコースをスキップできるという点で極めて有用なアイテムである一方、「ミスした際には直前の待機場所に戻される」という仕様を理解せずに使うと、活用できずに無駄にしてしまう可能性が高い。 「直前の待機場所」とは、コースクリア時やマップ上の「土管」による移動時などで更新される地点のことを示す。隠し要素パネル(*21)を除いたミニゲームパネル(*22)は待機場所の更新にならない。つまり、ジュゲムの雲でスキップした直後のコースでミスしてしまうと、スキップ前の地点まで戻されてしまい、ジュゲムの雲を使った事が完全な無駄になってしまう。 このため、「スキップした先に土管がある」「直後のコースをP羽等の強力なアイテムで確実にクリアする」など仕様を理解した使い方を覚えなければならない。 またスキップできるのは、「決定ボタンを押して入るコース」のみ。触れただけで強制突入するマップ上の敵及びパネル(*23)に対しては無効であり、効果だけが消滅して無駄になる。 他にも「未クリアのコース上を通過する際は、どちら向きでも雲を消費する」という点にも注意が必要。例えば、アクションゲームパネルが2つ以上並んでいる所の1つ目を、この雲でスキップして「未クリアのコースパネルに挟まれた状態」になると、もう1つ雲を使用するか、どちらかのコースを自力でクリアするかしない限り、そこから移動できなくなる。この場合はどちらかのコースに入ってミスすれば、上述のとおりスキップ前の待機地点まで戻されるので、脱出すること自体は可能である。…と言うよりも、この手のハマりを防ぐための仕様だと思われるが、当然ながら雲は無駄に消費してしまう。 すなわち、チート級の効果を持つものの、いわば「痒いところに手が届かない微妙な性能」であり、それを「不親切」と取るか「調整の結果」と取るかは、プレイヤーによって変わる可能性がある。 イカリ 使用したワールドにいる間、コクッパの飛行船の逃走を封じることができるアイテム(*24)だが、入手条件が特別な割には効果に有難みがない点を批判される事がある。 そのイカリの入手条件というのが「偶数ワールド(ワールド8を除く)にて、特定条件を満たすことで出現する隠れキノピオの家に入り、宝箱を開けること」のみであり、それ以外に入手する方法がない。その特定条件達成もかなり難しい。 ワールド7までの各ワールド最終コースである飛行船までたどり着けていれば、大抵のルートは通過済みであるはずなので、追いかけて再び挑むのも容易である。そもそも隠れキノピオの家を出現させることが出来ている時点で、それなりの腕前をもつプレイヤーであると言えるため、飛行船で何度もミスして再挑戦をする事態にはなりにくい。逆に、そうなるような初心者プレイヤーの場合、イカリを入手する事そのものが難しい。 もちろん前述のジュゲムの雲で一部のコースを回避してきた場合や、移動に手間がかかるワールド(*25)、コンティニュー後にクリア済みコースが未クリア状態に戻ることを見据えた対策としては有効である。したがって、このアイテム自体に問題がある訳ではない。奇数ワールドにて出現する隠れキノピオの家からもらえる「パタパタの羽」の利便性と比較されることにより、イカリのほうが霞んで見えてしまうという点も大きいだろう。 カエルスーツ(カエルマリオ) 水中に特化したパワーアップ形態ではあるが、水中では食らい判定が独特で且つ大きめな上、ザコ敵への攻撃手段がないので、水中面での攻略が必ずしも楽になるとは限らない。それどころか、ザコ敵への対処法を考慮すると、水中であってもファイアマリオなど他の形態の方が有利な場合もあり、活躍できる場面はさらに限られる。 地上ではジャンプ力が他の変身形態より強化される一方で、普段は屈んだ姿勢であるため移動が蛙跳びになり「ダッシュしてもダッシュメーターが最大まで貯まらない」という大きな制約が掛かる。物を持っている状態のみ背筋を伸ばして立ち上がるため通常のダッシュが可能だが、甲羅の場合は時間経過でノコノコが復活してしまう危険性がある。 しゃがめないので、1ブロック分の低い場所をくぐり抜ける必要がある一部のコースは、カエルマリオでのクリアは不可能となっている。 一応、このスーツを装備していないとほぼ出現させられない隠れキノピオの家が存在する。 また、先述の通りこのスーツで飛行船をクリアすると王様の台詞が専用のものに変化するという遊び要素もあるため、趣味として使う分には面白いアイテムではあるか(*26)。 問題点 セーブができない 上記のような大幅なボリュームアップにより1回のプレイでエンディングまで到達するのは難しい。にもかかわらず、パスワードコンティニューやバッテリーバックアップ機能がないためゲーム進行を保存出来ない。 上述の「笛」はこの点を踏まえて導入された救済措置であり、セーブが出来ないことを含め、この点についてはきちんと説明書で言及されている。 きちんと手順を踏まえて最短ルートを通れば「W1-1・2・3・W1-砦までの4コース+W8(最多11コース)」をクリアするだけでエンディングに到達できる。 特定の変身を強制されるコース、特定の変身ではクリア不可能なコースが一部存在する ワールド6-5とワールド7-砦1は「しっぽマリオ、たぬきマリオ、パタパタの羽根」のいずれかで飛行しなければクリアできない。 変身するためのアイテムはコース中で何度も入手出来るので詰むことはないが、強力かつ希少性の高いスーツ(例えばハンマースーツ)の使用時などに該当コースに入った場合、飛行能力を持つ状態への変身を強制されてしまうので不親切と言える。 ただし、ワールド6-5はワールドの進行ルート上入らずに進むことも出来、別のルートを進めばワールドクリアは可能。またワールド6-5をクリアした先のキノピオの家ではハンマースーツが確実に入手出来るので、ハンマースーツ時にこのコースに入ったとしても、ハンマースーツの所有に関しては損にはならない。 ワールド7-砦1では、強力なたぬきマリオに変身出来る(*27)ので、ハンマーマリオからたぬきマリオに変身したとしても、少なくとも弱体化にはならない。クリア後に開くのは手前のコースからのショートカットなので、ジュゲムの雲でパスして先に進むこともできる。 カエルマリオのままではクリア不可能なコースが一部存在する。 ワールド7-7:このコースには大量のブラックパックンが配置されており、その上を無敵マリオになり続けて突破しなければならない。1ブロック分の隙間しかない箇所が複数あり、カエルマリオではしゃがむこと(ダッシュしゃがみ移動)が出来ないため、もしカエルマリオで挑んだ場合は、ダメージを受けてチビマリオにならなければクリア出来ない。ただ、必須コースではないため、7-8を選べばゲーム進行は出来る。 ワールド6-砦1/ワールド7-砦2:どちらもダッシュしゃがみ移動が必要なコースである。しかも前者の場合は、ワールド6をクリアするには必須のコースとなっている。ここをクリアすることで先に進むためのルートが開通するので、ジュゲムの雲でスキップすることは不可能である。後者の場合は、ジュゲムの雲でスキップすることが可能。 ただそもそもカエルマリオは通常水中で使用するスーツであり、地上コースでカエルマリオを使用するのは縛りプレイの類である。それを個人で楽しむのは自由だが、それを考慮してゲームを作れと言うのは流石に無理筋であろう。 なお、上記のとおりファイアボールで溶かせる氷があるが、ファイアマリオでなければクリア出来ないというコースはない。 ただし、ファイアマリオでないと進入・解禁することが出来ない隠し部屋や隠し要素は存在する。 バグ・不具合 マップ上のブロスに関する不具合 マップ上のブロスは、勝負に負けた場合や他のコースのクリアやミスを繰り返す度にマップ上をランダムで移動するようになっているが、移動方向や停止位置に制限がある(*28)ため、周囲の状況次第では停止できない2点間の往復移動を永久に繰り返しゲーム続行が不可能になってしまうことが稀にある。 ワールド2の一部の地点限定ではあるが、ブロスが留まっている場所によっては、特定条件のもとでマップアイテムのオルゴールを使用した場合に、ある手順を踏むとブロスそのものが消滅してしまい、そのブロスの持つマップアイテムを入手できなくなる、というバグも存在する。 このバグが発生する場合は、前述の「マップ上のブロスは城の上には止まらない」という特性が例外的に除外される。 たぬきマリオの変身に関する不具合 W5-3のクリボーのクツの真上にジャンプして変身してクツの中に入ると、変身前の姿のまま(色は灰色)で無敵状態を維持したまま動き回れるようになるが、コース内の土管に入れなくなる。そうなると、時間切れを待つしかない。地蔵に変身した状態でハンマースーツを取った場合も、同様の現象が確認されている。 地蔵に変身する方法は、「十字キー下+Bボタン押し」であるため、この状態でクツの中に入ることで「地蔵状態が解除されない=十字キー下が押されたまま」と認識されてしまい、同じく「十字キー下押しで上向き土管に入る」という操作が認識されなくなる模様。 各ワールドの城に入った瞬間に地蔵に変身する操作を行うと、そのまま画面が動かなくなりフリーズしてしまう。 5-2,7-3のスタート地点にある坂の上で変身すると地蔵状態のまま坂を滑り降りていき、画面左に接触すると同時に即死してしまう。 一部の敵に対しての踏みつけの判定がやや不安定。 見た目上は明らかにプレイヤー側が上であるにもかかわらず、ダメージを受ける事がある。特にコクッパ相手で起きやすい。 また、画面最上部のキャラクターが見切れるギリギリのラインでは敵を踏みつけられず、こちらがダメージを受ける不都合も存在する。 特定条件で消費できなくなるアイテム 「イカリ」は同じワールドで2個目を使用できず(*29)、ワールド2以降で入手できる「ハンマー」はマップ上に岩が存在しないワールド5・7・8では使用できない。つまり消費することができないため、マップアイテムのストック欄に残り続けて邪魔になる事もある。 プレイヤーによっては、アイテム欄を圧迫しかねない上、他のアイテムを消費していくと順序的に最前列に残ってしまうので、利便性の面で難がある。 その他 タヌキマリオの地蔵踏みつけ攻撃が通用しない敵の基準が不明瞭 しっぽ攻撃で倒せないバーナーやクッキー等も倒せるため、一見しっぽマリオの上位互換のように思えるが、しびれくらげやブラックパックン等の無敵キャラクタはともかく、しっぽ攻撃で倒せるフーフーパックンやプチパックンには通用しない。にもかかわらず、パックンフラワーやファイアパックンなら倒せるため、こういった点も基準が紛らわしい。 特に、土管に住みついているフーフーパックンは移動することがない上、プチパックンのほうはマリオと重なっていると動かない。したがって、そういった状況で地蔵に変身してしまうと、時間経過で変身効果が解けると同時に、タヌキスーツを確実に失ってしまうのでなおさら痛手といえる。 プチパックンに地蔵攻撃が通用しないのは、ワールド6-5の「しっぽ飛行で甲羅を運び、出口につながる土管手前のプチパックンを甲羅投げで倒す」という攻略コンセプトを崩さないためだと思われる。 総評 マリオの3作目に相応しいボリュームを誇る大作。 前二作からは想像もつかないほどの新要素がこれでもかと詰め込まれ(*30)、発売同時期のゲームも考慮すればその質・量共に間違いなく当時のトップレベルと呼んで差し支えない。 横スクロールアクションの原点となった『1』を基礎として遊びの幅をぐっと広げ、更に、より多彩になったキャラクターデザインとコミカルな世界観が付加されたことにより、以降のマリオシリーズのテイストの原点となった。 従来作の良いところを発展させ、以降も引き継がれる「空を飛ぶ」「変身」などのアクション、当時としては最高級のグラフィック、多数のBGM。どれをとっても隙がない。 本作をもって2Dマリオのシステムは完成され、世界観やキャラクター性なども含め、以後、大枠が踏襲されていくようになる。 余談 日本国内で約384万本、全世界で約1,728万本を売り上げており、これはファミコンソフトとしては初代『スーパーマリオブラザーズ』に次いで歴代2位である。 日本国内発売においては、同年ひと足先に発売されたエニックス(現:スクウェア・エニックス)のファミコンソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(ドラクエIII)の売上本数約380万本をも上回る。 1988年のゲームソフト売上本数では販売されている期間がわずか2ヶ月少々だったにもかかわらず『究極ハリキリスタジアム』(6月発売)『キャプテン翼』(4月発売)といった並み居る強豪を抑えてドラクエIIIに次ぐ2位。 ファミマガでの売上ランキングでは発売初週の成績こそドラクエIIIの発売初週に対して半分程度だったが、発売初週から1988年の準最終週まで10週連続でトップを堅持した(参考までにドラクエIIIの連続1位は発売から8週)。 当時にしては珍しく非常に息の長い売れ方をしており最終的にはファミコンソフト売上本数歴代2位だがドラクエIIIを抜いて2位に躍り出たのは発売から5年後の1993年のことで、それまでは長らく3位にいた。また、その影響は他のソフト売上にも大きく影響を及ぼすほどだった。 + 異例なロングラン売上の詳細 ファミマガでの売上ランキングでは上記の10週連続1位だけでなく更に発売から半年経った1989年4月初週から、実に7週連続でランキングのトップを独占した。 これは当時の「発売初週以外からによる連続1位記録」であり、8週目になって『スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキッド』(5月26日発売)に僅差で一度トップの座を奪われたものの僅差の2位に踏みとどまり翌週には再びトップに返り咲くと、そのまま3週連続でトップに君臨することとなった。6月最終週に『SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記』(6月25日発売)が爆発的に売れたため、さすがに大差をつけられての2位に終わり、それまでの「新作を押し退けて売上トップ独占状態」は終結した。 しかしながら、1989年4月~6月は12週中の10週もトップを独占し、更にトップを明け渡した2週も2位を堅持。集計時から実に半年以上前に発売された本作が当時の新作ソフトを押し退けてトップに居座るというのは、まさしく「異常」とも言える事態であった(*31)。 このような事態となった要因として1989年初期は在庫切れが相次いだことにあった。3月以前は再出荷される度に爆売れしてトップに出るも(*32)、すぐ売り切れて在庫切れして転落を繰り返し、1位と下位を行ったり来たりしていた。当初の勢いはなくなったもののやっと売れ行きと出荷が安定しだしたのが4月以降だった。 だが、その後もランキング上位をキープし連続こそしなかったものの単発でトップに返り咲いたこともあった。そして発売から1年3ヶ月にもなる1990年1月22日週はポイント自体は低くこの時も1週のみだがトップに返り咲いた。これは当時の「週間売上1位ソフトの発売日が集計日から一番遠い記録」である。トップこそそれが最後だったが更にまる2年が経過した1990年後半期でも話題作のなかった週ではベスト5に入ることはザラで2位に入ったこともあった。このように後々までジワ売れを続け、5年がかりでドラクエIIIの売上本数を抜くという大逆転に結び付けた。 因みに1989年のソフト売上本数では同年に発売された新作ソフトを差し置いて1位。しかも2位の『テトリス』(BPS)にもダブルスコアの大差をつけるほどのダントツだった。 本作は珍しくピーチ姫が冒険の途中でさらわれることになり、ワールド7クリア時のクリアデモでクッパから送られてきた手紙により、そのことが判明する。 ワープを使用してワールド7をクリアしなかった場合、その状況を確認できないため「クッパを倒したらなぜかピーチ姫が囚われていた」という唐突な展開になってしまう。 逆に「ピーチ姫=最初からさらわれているもの」という思い込みから「囚われの身でありながらクッパ城から平気で手紙を送ってきている」などの誤解もあったとか。 もっとも説明書のストーリーを読めばピーチが最初からさらわれていないことはわかるので、ゲーム内容をまったく知らず説明書も手元にもない状態で初プレイした人にしか生じない誤解だが。 本作のみ、ブロックを叩いて出現したキノコやスーパースターが、右ではなく左方向に流れていくことがある。 正確には、ブロックの左半分を叩いた時(あるいは左側から甲羅や白ブロックをぶつけたり、左側からしっぽで叩いたりした時)には右側に、右半分を叩いた時(あるいは右側から甲羅や白ブロックをぶつけたり、右側からしっぽで叩いたりした時)には左側に流れる仕様となっている。 ただし、リフトメットが投げつけた白ブロックがぶつかったことにより出現したアイテムの場合は、ぶつかった白ブロックが左なら左方向に、右なら右方向に出現アイテムがそれぞれ流れる仕様になっており、マリオ(ルイージ)が同じアクションを起こしたときとは逆方向になる。 1作目・2作目のマリオの配色はシャツが青、オーバーオールが赤だったが、本作からシャツが赤、オーバーオールが青に入れ替えられ、今後のシリーズに定着していった。 「スーパー」ではない初代『マリオブラザーズ』の配色に戻ったという見方もできる。 ちなみにゲーム画面ではスプライト制限の都合でシャツが赤、オーバーオールが黒である。(*33)。 後年、Wii UやNewニンテンドー3DSに対応するフィギュア『amiibo』でドットマリオの二つのカラーリングが再現されることになる。1、2のカラーは「クラシックカラー」3以降は「モダンカラー」という呼称がなされている。 マリオの服装の他パッケージに描かれているキャラクターも初代のものをリファインされている。ピーチ姫が美しく描かれていたりクッパの姿形が全く異なっていることに気づいた人も多かったのでは? 本作で初登場した敵キャラの「ワンワン」は、元は『ゼルダの伝説』用に考案されたキャラで、手塚卓志氏の机にあった資料を誰かが発見して『マリオ3』に採用してしまったという経緯がある。 『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』に1か所にだけいるケルビンというモンスターは、その名残だろう。また『ゼルダの伝説 夢をみる島』では正式にワンワンとして登場。クリアに必須の重要キャラとなった。 ちなみに、ゲーム中でワンワンが突進して鎖を伸ばす挙動が繰り返されると、鎖がちぎれて本体がマリオめがけて突っ込んでくるという、地味に気付き難い仕様があったりする 47回目で鎖が点滅し始め、50回目で鎖が切れて放物線状のバウンドをしながらマリオ目掛けて突っ込んでくるという形になるが、何か意図あっての仕様なのか単なるお遊びなのかは不明。 本作発売の時点では「コクッパ7兄弟」という総称はあるものの、各コクッパに個人名はなく「コクッパその1」「その2」などと呼ばれていた。その後、海外版で本作を発売する際、アメリカのスタッフによって初めて個別の名前が付けられた。 「クッパ」の元ネタが韓国料理からきているのに対し、コクッパらが米国圏の人名(元ネタはミュージシャン達)で統一されているのはそのため。その後『スーパーマリオワールド』でこの名前が日本版に逆輸入され、公式設定となった。 当時の関連書籍では、コクッパに「イッパ」「ニッパ」「ザッパ」など、適当な名前が付けられたこともあった。 『スーパーマリオワールド』では7人の総称が「コクッパ7人衆」に変更され、以降はこの名称が主流となる。 本作の時点ではコクッパ達はクッパの子供とされていた(*34)が、後に『スーパーマリオサンシャイン』でクッパの"一人息子"のクッパJr.が登場以来、それ以降は子供設定が曖昧になり、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』で復活した際は「コクッパ」ではなく単に「クッパの手下」と呼ばれている。その後、『マリオカート8』以降はクッパ軍団の幹部「クッパ7人衆」と呼ばれているが、やはり「コクッパ」とは呼ばれない。 後に宮本茂が2012年頃にアメリカのゲーム雑誌のインタビューにて「現在の我々のストーリーの中では、7人のコクッパたちはクッパの子供ではない。クッパの唯一の子供はクッパJr」と語っており、設定変更されたものと思われる。 この設定にちなんでか、後の『スマブラfor』ではクッパJr.のカラーバリエーションとしてクッパ7人衆が参戦することとなった。 本作に登場する「しっぽマリオ」および「タヌキマリオ」の尻尾は縞々模様だが、現実のたぬきの尻尾は縞々ではなく先が黒いだけであり、本作のような縞々模様の尻尾はアライグマの特徴である。 北米版ではたぬきが一般的な動物ではない(本来は極東にのみ生息する)ため、それぞれ「Raccoon Mario(=アライグママリオ)」「Tanooki Mario(そのまま音写したタヌーキマリオ)」、そして地蔵マリオは「Statue Mario(=石像マリオ)」と呼ばれている。これにより、奇しくもアライグマに変更したあちらのほうが尻尾の柄が正解という状態になっている。英語圏では珍しい生き物であるタヌキを「Raccoon Dog(意訳するとアライグマのような犬)」と呼び、特にアライグマ等と厳密な区別をしないことも一因と思われる。 しっぽマリオやタヌキマリオはその後のシリーズでも何度か再登場しているが、縞々尻尾の特徴はそのまま継続されている。 日本国内でも「たぬきの尻尾は縞々模様」という誤解がよく広まっており商業作品においても間違ったイラストが散見されるが、その一端はマリオのデザインが一因ではないかとする向きもある。 笛を使った時のメロディ及び、竜巻で飛ばされる効果は『ゼルダの伝説』で笛を使った時のものである。 「ケロンパ」という、まるでカエルのような名前の敵が登場する。これは「4つの火の玉を引き連れて飛んできて、その火の玉をひとつずつ吐き攻撃し、全て吐き尽くしてから一定時間経過すると自爆する」という黒いボール状の敵キャラクター。 このような、外見に似つかわしくない名前や、足場が悪い場所にばかり出てくる鬱陶しさなどもあってかなり知名度の高いキャラになった(*35)。 後の『スーパーマリオ64』でも火を吐く黒いボールが登場しオリジナルでは「クロマメ」(*36)と呼ばれていたがDS版でケロンパと改称している。同時にマリオ作品では「ケロンパ」=「火を吐く黒いボール」が定着した。 元々はすごろくでコースを進める方式であったらしく没データでそれらしき演出が存在する。ちなみに没コースもある。もし、このシステムが実装してたら『マリオパーティ』シリーズの先駆けとなっていたかもしれない 判りやすい例でいえばW2の中盤、W3の終盤、W6の中盤などで、道やコースが何コマか枝分かれしている点や、『マリオブラザーズ』風のミニゲームが存在するのはすごろくの名残らしい。 没コースにはこれまた没になった雑魚キャラの緑パタメット(赤より動きが速い)と黄プクプク(3体編成で蛇行しながら泳いでくる)が配置されている。 わんぱっくコミックとコミックボンボンでは本作のコミカライズ版が連載されていた。 前者は沢田ユキオが描いており、スーパーマリオブラザーズ2終了後、本作のコミカライズ版も連載された。しかし、わんぱっくコミックの休刊に伴い、第02話のラストで「スーパーマリオブラザーズ3終わり たくない」と表記されており、未完結のままで終了している。 後者は本山一城が描いており、モト珍マリオの処女作となる作品。こちらは物語を第03話で完結させた後、第04話と第05話のみ神技攻略のテクニックを紹介するマンガとなっている。単行本も発売されたが、モト珍マリオシリーズの中では唯一、「ボンボンコミックス」ではなく、「ファミリーコンピュータ必勝道場」のレーベルで発売されたため、入手は極めて困難である。ただし本山一城のホームページで本作のボンボン連載版を含めた全183話を収録したDVD-Rが販売されているので、媒体を問わないならば読むことは可能。 敵地へ進むマリオがアニメーションで流れるCMが印象的。途中でしっぽマリオに変身という場面もある。当時は「テクニカルファンタジーゲーム」と題していた。 キャッチコピーは『僕らは、マリオと強くなる』。さりげなく成長するのがプレイヤー自身であることを示唆していた。 + CM ワールド6-砦1にて、スター状態を維持したまま素早く駆け抜けて最後の部屋まで行き、ブンブンに体当たりすると爆発音と共に一撃で倒せ、さらにマジックボールが逆さまのグラフィックで画面中央部に出現するという小ネタがある。 ワールド8の暗闇マップから前のマップへ戻る土管に入り、坂を上って上の段でタイムアップになると暗闇マップが明るくなるという小ネタがある。 コレクション版・アドバンス4版では土管内でタイムアップにならなくなったのでFC版限定。 海外版では以下の変更点がある。 スーパーマリオの上のパワーアップ形態でダメージを受けてもチビマリオにならず、一段階パワーダウンするだけ(スーパーマリオに戻る)となっている。 W3-9、W5-1等不都合のあった一部コースの地形変更。 エンディング終了時の「THE END」の文字が表示された後にスタートボタンを押すとタイトル画面に戻る。 この状態でゲームをスタートするとパタパタの羽根を28個所持した状態でW1から始まる。 また、エンディングでの最後のメッセージ(日本版にあたる「きのこのせかいに~」の部分)がジョークで締められるものになっている。 その後の展開 スーパーマリオシリーズ次回作『スーパーマリオワールド』はスーパーファミコンで発売され、スーパーファミコンのローンチタイトルとなった。 パッケージに「SUPER MARIO BROS. 4」のサブタイトルが記述されている。 2011年発売の『スーパーマリオ 3Dランド』に「スーパーこのは」が登場。タヌキマリオに変身するようになっており、条件を満たすと地蔵マリオにも変身できる。 他にも、『アドバンス4』のようにブーメランを投げる事ができるようになる新形態「ブーメランマリオ」が追加された他、コースBGMに本作のアレンジ曲が流れたり、ロゴにしっぽのシルエットが付くなど、本作のオマージュが随所にちりばめられている。 2012年発売の『New スーパーマリオブラザーズ 2』にはコースの一部分が本作を踏襲していたり、本作の性能を引き継いだ「しっぽマリオ」やPメーターの復活、そしてコクッパたちも登場している。 2018年9月19日にNintendo Switchで配信された『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』に収録されている。ちなみに『2』よりも先に配信された。 2021年7月28日には、様々な変身アイテムを所持しワールド8からスタートする『スーパーマリオブラザーズ3 マリオ八変化バージョン』という特別版が配信された。 スーパーマリオコレクション 初期の他3作品を含むスーパーファミコン用のオムニバスソフト『スーパーマリオコレクション』の収録作としてリメイクされた。 グラフィックの向上やセーブ機能が追加され、『3』については上記の海外版をベースにいくつかの変更点がある。 詳細は当該項目を参照。 スーパーマリオアドバンス4 【すーぱーまりおあどばんすふぉー】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売日 2003年7月11日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 【GBA】1~4人【WiiU】1人 セーブデータ 3個(フラッシュメモリ) レーティング CERO 全年齢対象 周辺機器 GBA専用通信ケーブル・カードeリーダー+対応 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2015年12月29日/702円(税8%込) 備考 GBA版は対応カードe+2枚同梱WiiU版はカードe+の追加コースも全て収録 判定 良作 ポイント セーブや中断が可能になり遊びやすくなったカードe+必須の追加要素の仕様は不評 マリオシリーズ・関連作品リンク 概要(A4) マリオアドバンスシリーズ最終作。『スーパーマリオコレクション』収録版の『3』をベースにした移植作品。 他のアドバンスシリーズ同様にマリオのボイス等が加えられている他、アレンジされた『マリオブラザーズ』も同時収録。 また、バグの修正やバランス調整なども行われている。 『マリオブラザーズ』に関しては『スーパーマリオアドバンス』と同様のため、そちらを参照。 変更点・評価点(A4) 従来にはなかったオープニングの追加。 内容は、突然魔法の杖を奪われ姿を変えられた王様を助けるべく、キノピオからの手紙を見たマリオとルイージがピーチ姫に見送られて旅立つというもので、オリジナル版の説明書のあらすじを再現した寸劇となっている。 全てのコースをクリアすると、マップ上のボーナスステージも含めて全コースを自由にプレイできるようになる。 また隠しキノピオの家を出現させられるコースでは、出現ノルマを表示させるブロックが追加される。 マップ用アイテムが所持分の全てを表示するようになった。 また、所持限界も28個から36個と増加している。 スターで敵を倒していったとき、『ワールド』のように、徐々に加点して8匹目から1UPするシステムが追加されている。 クッパの下半身に当たり判定がないバグが修正された(*37)。 しゃがんでクッパを待ち構えてやりすごす戦法が取れなくなったため、クッパ戦の難易度は上昇している。 原作や『コレクション』では、チビマリオ時にパワーアップアイテムを取った場合はスーパーマリオへのパワーアップ効果しか得られなかったが、本作では『ワールド』のようにチビマリオからでも即座に取得したアイテムのパワーアップ効果が現れる。 自分のプレイを残せる機能が追加された(最大2コース分まで)。 ただしキー入力を完全に保存しているわけではないらしく、武器を使用できる状態でRボタンとBボタンを併用する操作をした場合、そのムービーは武器使用が反映されない。そのため、武器で敵を倒してそこを通った際に敵にぶつかるなどでダメージを受けてしまうと、正常なリプレイデータが作成できなくなってしまう。 2人プレイ時の補助要素 残機の受け渡しが可能になったため、上手なプレイヤーと組めば、初心者でも先に進む助けになる。 一方がゲームオーバーになった場合も受け渡しができるため、すぐに戦線復帰ができる。 画面解像度の都合上、画面レイアウトの構成が異なる。 アクション画面時はゴール時に取得するパネル(旧称 カード)は表示されない。 1-1の最初のファイアパックンがパックンフラワーに変更、最初の大穴も小さくなるなど、全体的にコースの難易度が低下している。 ワールド6のキノピオの家2軒目に西側から入るように変更された。 旧版では南側のステージ5をクリアしないと入れないため、北側のステージ6が無視されがちであった。 『ワールド』のように、アイテムを持ったままの状態で画面が切り替わる土管に入っても持ち物が失われなくなった。 一部コースでの無限1UPが容易になる他、持ったままでゴールすればコインになるので隠し要素のノルマ達成がしやすくなっている。 絵合わせを連続で当てると「木の葉」「3の文字」が追加され、マップ上のマークも変化する。3回連続で当てると、4回目は必ず絵柄を揃えられるボーナスが受けられる。 Pスイッチで変化するレンガブロックとコインが、ちゃんとアクションするようになった。 また、アイテムの入っているレンガブロックはコインに変化しなくなった(*38)。 コース内のボーナスステージに新規のBGMが追加された。 残り人数上限が「999」に増加。 笛を使用して直接ワールド8にワープした場合でも、クッパからの手紙が届く演出が発生するようになった。 これにより旅の道中でピーチ姫がさらわれたことがわかりやすくなった。 追加要素 「カードe+」との連動が行われ、本作専用のe+カードを別売りの「カードeリーダー+」で読み込ませることで、原作に無かったオリジナルコースやアイテムを追加できる。主に過去作の要素が取り入れられているため、『1』『2』『USA』『ワールド』『ヨッシー』の要素も混ざったマリオオールスター的な内容となっている。 データ選択画面では通常のコースである3つのデータとは完全に独立した「コースカード」枠となっており、これを選ぶと連動専用の「ワールドe+」でプレイすることになる。 カードの種類は、新たなコースを遊べる「コースカード」、アイテムや残機追加でゲームプレイを補助する「おたすけカード」、上級者のリプレイが見られる「おてほんカード」の3種類。 カード限定のパワーアップアイテムとして『ワールド』から「マント羽根」、本作限定の「ブーメラン」も登場。これらは保管アイテムとしても登場し、通常のコースで使うこともできる。マント羽根はマントマリオに変身。操作は『ワールド』に準じているが、しっぽとは違いマントではブロックを壊せないという違いがある。ブーメランはブーメランブロスのように投げられるアイテムとして登場(変身ではなくアイテムであり、きちんとキャッチしなかったり、コースクリアで無くなる)。青いブーメランを所持しているブーメランブロスを倒すと落とす。おたすけカードで出す以外はクリボーのくつのような特定コース限定アイテムとなる。 オリジナルコースでは他作品の敵や仕掛けも多く登場。中には初代マリオのコースを再現したものもある。(コース内容はニコニコなどを参照。) ハンマーか地蔵アタックでのみ壊せるブロックなど、全く新しいギミックも存在する。 「アドバンスコイン(Aコイン)」や「e+コイン」といった、収集要素が各コースに隠されている。 新規コースのほかにも、初代『スーパーマリオブラザーズ』のコースを再現した「クラシックシリーズ」もある。BGMなどは『スーパーマリオコレクション』収録のものがベースとなっている。 ソフトにはそのうち「クラシックコースW1-1」のカードe+が同梱されている。ここに登場するノコノコは一見すると『3』のものと変わらないが踏みつけ時の処理が異なっており、階段を利用した無限1UPが出来るというギミックがある。 クラシックコースには初代のようなゴールポールがあるが、掴んでも旗が上がってスコア獲得や1UPするのみでクリアにならず、奥に通常の『3』形式のゴールがある。また、W1-2のワープゾーンの土管の中や、W1-4の偽クッパ(原作通り正体はクリボー)の斧を取った奥は、原作と違い宝箱の部屋に繋がるようアレンジされている。 「おたすけカード」の中にはシステムに変更を加えるスイッチカードもあり、「Pメーター短縮」「マップ上にUSAの野菜が出現」「ファイアボールで敵がコイン化」「ルイージの性能変化」などといった一味違ったプレイも楽しめる。 特に変化が大きいのは「敵パワーアップ」カードによる手応え充分のハードモード。 ファミコン版や『ワールド』同様、パワーアップ中にダメージを受けると強制的にチビマリオに戻る。 得点が2倍になる代わりに敵が強化される。例えば3回踏めば倒せるボスがラスボスと同じように6回踏まないと倒せないようになる。 コース中のクリボーがトゲゾーに、ノコノコがメットに、パックンフラワーがファイアパックンに変化する。 これらの変化は追加コースにも作用する。一部コースの難易度は激増する(*39)が、全てのコースでチビマリオスタートでも特殊コインはコンプリートできるように作られている。 問題点(A4) 全コースクリア後は、キノピオの家にあるアイテムを好きなだけ入手できるようになるが、マップ上のハンマーで壊せる岩は除去されたままとなる。従って岩の数を超えるハンマーを入手してしまうと、壊せる岩が無くなりアイテム欄から除去できなくなってしまう。 一応カードe+があれば、アイテム欄を満タンにした状態でおたすけカードのアイテムを入手することで、欄の先頭にあるハンマーを置き換えて消すことが可能ではある。 マップをうろついているブロスは、配置されている場所毎に何のアイテムを持っているかが予め決められているが、実際に倒さないとアイテムの種類は確認できない。完全クリア後にブロスが復活した後もマップ上で事前にブロスの所持アイテムを確認することは不可なので、ハンマーを所持したブロスがいるワールドでは、意識してブロスを避けないとハンマーを無駄に入手してしまうことになりがち。 必要数以上のハンマーを入手してしまったら、セーブせずにリセットしよう。 砦や城をクリアしないとセーブができない。一応中断データを作ることができるが、一度読み込むと消えてしまう。 完全クリア後は自由にセーブが可能になる。 オリジナルと同様にワールド1の砦を笛をとってクリアした場合はショートカットルートが開通しないが、クリア後にブンブンを倒してクリアしても開通しない。 そのため、クリア後の利便性を考えるなら初回は笛をとらずにクリアする必要がある。 『アドバンス2』と異なり、通常コースでマリオとルイージを任意で切り替えるシステムは搭載されていない。コースクリア・死亡・脱出する度に交代するというシステム(SFC本体に一個だけコントローラが刺さっている状態で『ワールド』とマリコレの『3』の2Pプレイを遊ぶ感覚に近い)。 カードeリーダー+で後述の性能を変化させた「滑りやすくて少し遅いが、ジャンプが高いルイージ」だけを使いたいという場合は、マリオを死なせっぱなしにするなどの対策を取る必要がある。 一応マリオの残機を0にしてもゲームは続行できるのだが、再開時にマリオ単体でプレイすることが不可能になる上に、コースから出るたびに毎回ルイージの残機表示がされるためテンポも悪くなる。 一方、後述のカードeリーダー+専用のコースカード時に限ってはマリオとルイージを任意で切り替え可能。何故このシステムを通常コースにも搭載しなかったのだろうか…。 なお、2人プレイの仕様変更に伴い、本編中の『マリオブラザーズ』風対戦ゲームは廃止されている。 『マリオブラザーズ』要素については同梱の別モードでプレイしろということなのだろうが、これにより本作では『3』独自のバトルゲームのルールでは遊べなくなっている。 スーパーマリオアドバンスシリーズ恒例の追加要素は別売の「カードeリーダー+」と対応した「カードe+」頼みであり、環境を用意出来ない人にはろくに遊べない内容となってしまっている。 解説すると、このカードeリーダー+を使うには「カードeリーダー+」そのものと「GBA用通信ケーブル」、そしてリーダーを起動する為の「二台目のGBA本体(GBプレーヤーでもOK)」が必要となる。そのため、これらが使えない場合は、単純にアレンジされたマリオ3の部分しか遊ぶことができないため、ボリュームが薄く感じられてしまう。 「ルイージの性能変化」は『マリオアドバンス2』では標準の追加要素だったので、今作でカードe+限定の効果にした措置には疑問の声も。デフォルトでもそれらしき挙動(*40)が残っているにもかかわらずマリオと同様のジャンプなので、『USA(アドバンス1)』『アドバンス2』をやったことがあるプレイヤーだと不自然に感じる人も多い。 ルイージの性能変化については、何故かカードe追加コースでは(ルイージカード不要で)常に適用されている。わざわざこの要素をカードとして分けた意味はあるのだろうか。 マリオアドバンスシリーズで最もボリュームのある追加要素であり、本作最大の目玉とも言える。だが、通信の環境を整えるハードルの高さもあって、あまり普及せず、別売りのカードは残念ながら2シリーズしか発売されなかった。現在では入手困難な上、さらに貴重な雑誌付録のプロモカードや店頭配信限定コースも存在する。 追加コースは合計38コース存在するが、カートリッジに保存できるのは33コース(*41)まで。 コースパネル右隣の城では今まで集めたe+コインを見られ、また1階(1F)の表記があり2階以降にもフロアがあるような表現だが実際にはそのような事は無い。カードe+のシリーズ展開が続けば開放されたのだろうか。 カードe+のシリーズとしては末期に発売されたので出荷数も少なく、遊びたくても手に入らないというケースも多かった。特に第2弾については定価の数十倍の値段が付いたこともある。 第2弾については発売されたのも日本国内のみであり、海外ユーザーは第2弾の追加要素やコースが遊べないということになってしまった。さらに北米・豪州以外はカードe+リーダー自体が発売されていないため、欧州発売版などでは最初から追加要素に関わる機能がカットされている。 Wii U VC版の変更点(A4) 2015年12月29日にWii Uで配信されたバーチャルコンソール版では、「カードeリーダー+」のコースを限定コースも含めた38コース全てをカードなしで解禁することが可能になっている。 GBA版では最大33コース分しか保存できなかったが、こちらは38コースを全て選択可能。 ただし、ゲームバランスやインターフェイスとの兼ね合いか「おたすけカード」と「おてほんカード」は未収録。 このため、ファイアでコイン、Pメーター短縮、ハードモードなどのスイッチ切り替えによる新要素は遊ぶことが出来ない。 コース上の野菜やルイージの性能変化については追加コースでのみデフォルトで適用されているので(GBA版と同様の仕様)、こちらは一応遊ぶことができる(オリジナル版のコースでは無理だが)。 新アイテムをストックする手段もなくなったため、ブーメランは完全に特定コース限定となってしまった。一応、マントマリオは出現コースで取れば別のコースへ持ち越せる。 また、余分なハンマーを消す最終手段も使えない。ハンマーの個数管理はGBA版よりご慎重に。 総評(A4) バグが修正された他、セーブや中断も可能なためオリジナル版と比して遊び易さが目に見えて向上した。 追加要素のボリュームはシリーズ屈指であり、別売の「カードeリーダー+」と対応した「カードe+」が無いと一切遊ぶことができないのは難点ではあるが、Wii Uのバーチャルコンソール版では難点のカードe+関連も不完全とは言え改善されている。現在はニンテンドーeショップのサービスは終了しているので、今から本作を追加要素込みで遊びたいのであればOnline版をプレイするのが良いだろう。 余談(A4) + 解析情報 ワールドe+の城は前述のように実際のゲームでは1Fしか開放されないのだが、内部データでは3Fまで存在していたことが確認されている。 さらに、実際のゲームでは見られない没要素として「穴に落ちても一度だけ羽つきリフトで自動復帰」「画面上部に『ワールド』のようなアイテムボックス出現」「マリオを自動追尾してくるキラー」等、カードになっていない様々な要素も眠っていたことが判明している。これを考えるともしかしたら第3弾以降のカードe+の展開も想定されていたのかもしれない。 2023年2月9日に配信開始の『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』にて、本作が初期配信タイトルの一つとして収録。これにより、『マリオ3』の全バージョン(FC、SFC、GBA)がSwitch Onlineに揃い踏みすることとなった。 WiiUのVC版同様に「カードeリーダー+」の全てのコースが収録されている。 ローカル通信及びオンライン通信にも対応し、『マリオブラザーズ』での協力や対戦も楽しむことが可能。 ただし、本作に限らずGBAの作品を遊ぶには「Nintendo Switch Online + 追加パック」への加入が必要な点には注意が必要。
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この項目では、Wii U用ソフト『New スーパーマリオブラザーズ U』と、移植版であるSwitch用ソフト『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』について紹介しています。 判定は、両方とも「 良作 」です。 New スーパーマリオブラザーズ U 概要 ものがたり 特徴 新たなモード 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 New スーパーマリオブラザーズ U デラックス 概要(デラックス) 変更点(デラックス) 評価点(デラックス) 賛否両論点(デラックス) 問題点(デラックス) 総評(デラックス) 余談(デラックス) その後の展開(デラックス) New スーパーマリオブラザーズ U 【にゅー すーぱーまりおぶらざーず ゆー】 ジャンル アクション 対応機種 Wii U メディア Wii U専用12cm光ディスクダウンロード販売 発売・開発元 任天堂 発売日 2012年12月8日 定価 5,985円 プレイ人数 1~5人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 安心と安定の『New スーパーマリオ』シリーズMiiverseとの連動は初期作品ながら良好ローンチとしては少々パンチに欠けるか マリオシリーズ 概要 Wii/DS/3DSで発売された『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズの続編であり、Wii Uのローンチタイトルである。ディスク版に加えダウンロード版も存在する。 当初は『New スーパーマリオブラザーズ Mii』として発表されていたが、Wii Uで遊ぶ『New スーパーマリオブラザーズ』ということで現在のタイトルに変更となった。 ものがたり ある日、マリオやピーチ姫達がピーチ城でパーティーをしていると、クッパ達の飛行船が出現し、そこから巨大な手が出現した。 いつものようにピーチ姫をさらうのかと思われたが、クッパ達は隙を突いてマリオ達に攻撃し、気を失っている隙にマリオ達をピーチ城から遠く離れた場所ヘ投げ飛ばしてしまい、ピーチ城を乗っ取ってしまう。 マリオ達はピーチ姫を助けるため、ピーチ城へ向かう。 ちなみに、クッパ達がピーチ城を乗っ取るのは『マリオストーリー』以来となる。 特徴 Wii Uでの発売によってマリオシリーズでは初のHD画質(720p)に対応している。 1人プレイではWii U GamePadによるプレイ・従来のWiiリモコンによるプレイのどちらかを選ぶことができる。 マルチプレイの特徴として、数人がWiiリモコンでプレイし、内1人がWii U GamePadでアシストするというバディプレイが行える。 ゲームシステムは以前のNewマリオシリーズに準じたギミックが多く、大まかなアクション・システム自体もWii版に準じている。 そのため『New マリオWii』に新要素を加えたものともいえる。 バディプレイ 本作の協力プレイにおける大きな特徴。協力マルチプレイ時にWiiリモコンのプレイヤーをサポートする役割となり、Wii U GamePadのプレイヤーは直接ゲームプレイに介入することは無い。 サポートする役割としては基本ブロックを作ったりするのが主で、通常では行けない箇所への足場として作ってあげたり落下防止のストッパーとして使ったりすることができる。 作ったブロックは一定時間を過ぎるとどんどん縮んで消えていくので、のんびりしていると落っこちてしまうので注意が必要である。 ただブロックを作るだけでなく敵をタッチして攻撃したり、コース上のトラップやギミックを一時的に止めたりするといったこともできる。このブロックにプレイヤーが乗り継いでいくとゲージが溜まっていき、最大になるとタッチで敵を直接倒せる状態になるスターが出現する。 また、3UPムーンが久々に登場しており、これが出現する隠しブロックをバディプレイのタッチ操作でのみ実体化させることができる。 マップ マップのスケールはWii版に比べかなりのスケールアップとなり『スーパーマリオワールド』の様な一体化したマップとなった。 隠しコースも存在し、『ワールド』の様にショートカットすることも可能に。 進行によってはフィールドの変化が際立って目立つため、冒険心をくすぐるような作りになっている。キノピオの家やマップ上の敵も登場。 Wii版に引き続いて、マップ上に敵が配置されている。 しかし条件は変わっており、『スーパーマリオブラザーズ3』の様に一画面中の敵を全て倒すと宝箱を得ることができる。中身は一貫してスター。 隠しコースでのワールド間のショートカットが可能となった為、従来の大砲によるワープは廃止された。 そのかわり新たなワールドへ到達する度にワールド間を行き来できるワープ土管が導入された。 本作もキノピオの家は赤い屋根と緑色の屋根の2種類が登場する。赤い屋根はアイテムが貰え、緑色の屋根は残機数を増やすチャンスがある。 赤い屋根ではブロックのシャッフルを当てるものと、チビヨッシーたちをくぼみにはめてクッパマークをはめないようにするものの2種類がある。 緑色の屋根では1UPキノコとクッパマークが大砲から大量に発射され、クッパマークをなるべく取らないように1UPキノコを集めるというミニゲーム。 パワーアップアイテム 前作のファイアフラワー・アイスフラワー・マメキノコに加え、本作では新アイテム「スーパードングリ」が登場し、取ると「ムササビマリオ」に変身できる。 スーパードングリはハテナブロックを叩くか、ムササビ型の敵の「ズングリ」が持っているスーパードングリを奪うことで入手できる。 ムササビマリオは2ボタンまたはBボタンで滑空できるようになるほか、滑空中にWiiリモコンを振るかRボタンで一時的に上昇できる。また、少しの間壁に張り付くことも可能。 隠しアイテムとしてPマークのついた「パワードングリ」もあり、こちらは無制限で飛行ジャンプできる。 ゲームクリア後に出現するワールド9以降では、Wii版のパワーアップアイテムであるプロペラキノコ・ペンギンスーツも再登場している。 細かい仕様変更として、マメマリオは新たに壁を走ることができるようになった。 ヨッシーについて 本作は従来のヨッシーに加えてちびヨッシーが復活。ワールドマップのある場所にいることもあり、マリオのお供をしてくれる。大まかに分かれて3つのタイプがある。 フウセンちびヨッシー:風船のように膨らんで上昇できる。何回も上昇できるが回数を重ねるごとに上昇できる高さがだんだん低くなって最終的に萎んで落下する。 アワちびヨッシー:泡を吹き出して敵を封じ込めて倒したり、泡を活用してジャンプすることもできる。 ヒカリちびヨッシー:スピンジャンプすることで周りを照らす。敵がいる場合は目くらましにすることも可能。 ちびヨッシーはお化け屋敷にいても恐れずテレサを平然と食するため、大人のヨッシーより肝が据わっている。ちびヨッシーを抱えている間、曲のBGMに併せてコーラスとして歌いだすのも特徴。 なお、ちびヨッシーは『ワールド』にあった「敵やアイテムを食べさせることで大人のヨッシーになる」という仕様が無くなっている。 新キャラクター「トッテン」 ある程度コースクリアをこなしているとトッテンが現れ、キノピオの家に盗みを働いて逃げ出す。 特定のコースで追いかけ捕まえると、お礼として無尽蔵に上昇できるパワードングリが貰える。『ブラザーズ3』の「白キノピオの家」に近いシステム。 Miiverseとの連動 Miiverseとの連動第一弾のソフトということもあり、本作はかなり密接にMiiverseとの連動要素が強く組み込まれている。 インターネット環境が整っている状態でMiiをネットワーク登録して、そのうえで許可を行っていれば、ワールドマップ全体図を見るときに他者のMiiverseの投稿を見ることが可能。 ネタバレを避けたい場合など、投稿を非表示に設定することも可能。 Miiverseが2017年11月8日に終了したため、現在投稿内容の確認はできなくなっている。 その他 セーブは前回と同じで塔・城・飛行船をクリアすると行える。クッパ撃破後は中途のセーブが可能となる。 Wii版と同じくワールド8でクッパを倒すとワールド9が追加されるほか、トッテンの小屋があるひみつのしまも開放される。 ワールド9の進行には同じくスターコインが必要となる。ひみつのしまでは様々なプレイ記録を見ることができる。 新たなモード ストーリーモードとは別に「with Miiモード」としておおまかに3つのモードが存在する。これらのモードのみ「Mii」も使用可能(性能はマリオ等と同等。)。 おだいモード 「タイムアタックで○○秒以内でゴール」「連続踏み1UPを○○回以上」「コインを特定枚数以上取得してゴール」「コインを決まった枚数以上取るとミス」「バディプレイによるプレイ」等、条件下で競うバラエティ豊かなモード。 コースクリア時orタイムアップ時の成績に応じて、金・銀・銅のメダルを獲得できる(コースによってはクリア=金メダル習得のものもある。)。 金メダルの習得条件は非常に厳しいものに設定されており、中には熟練のゲーマーですら投げ出す程のおぞましい条件のコースも存在している。 ブーストモード 強制スクロールで進行するモード。ミスをせずにゴールにたどり着くまでのタイムを競うモード。 コインを取れば取るほどスクロールが高速になり、最終的には全力で走らないと追いつけないくらいのスクロール速度になる。当然、追いつかれて挟まれるとミスになる。 コインバトルモード Wii版に準じ、2~4人まで遊べる対戦モード。 今回はコース上に自分の好きなようにコインが配置できる「コインエディット」機能が備わっている。 以下、Wii版に準じた批評点は割愛する。 評価点 Wiiの時はヨッシーは特定のコースだけでしか使えなかった。本作でもその点は変わらないが、ちびヨッシーは城等の一部のコースを除きどのコースでも使用可能になった。 しかもこのちびヨッシーは、消滅判定さえしていなければ、手放しで土管に入っても画面転換後も続いて出てきてくれる。 例えばマメマリオで壁走りしないと入れない土管に直面し、ちびヨッシーから手を離さなくてはいけない状況であっても、画面外に行き過ぎなければついてくる。 おだいモードやブーストモード等これまでになかったやりこみ要素が増えた。 スターコイン収集だけにとどまらず、それ以上にやりごたえのある内容となった。 Wii U GamePadだけでもゲームプレイが可能。 テレビを点けなくても携帯ゲーム感覚でプレイできる、という据置機共通の敷居を大幅に下げる試みの1つ。 この革新は後のWii U用ゲームの数々、ひいては次世代ハードであるSwitchに連綿と受け継がれることとなる。 バディプレイという新たな操作性 アクションゲームとして直接アクションで介入する訳ではなく、一種のシステムとしてアシストするというのは今までには例がなく斬新なものと評価できる点。 ただしバディプレイ前提で難易度が調整されているので、バディプレイを利用しない≒1人ガチプレイの難易度は比較的高い。後半はかなりの難易度になる。 Miiverseとの連動 達成感の喜びを共感したり攻略方法の情報交換などをスムーズに行えるように配慮されており、第1弾にして非常に連動要素を上手く活用していると言える。 賛否両論点 敵の動きの変化 一部の敵はBGMに合わせて特定のタイミングで踊ったりアクションを取るのだが、ノコノコ等はその場で踊る為動きが止まる。 その為、従来のように「敵に合わせて落下位置を決めて踏もうとして飛ぶ ⇒ 踊る ⇒ 踏めずに激突」というミスが起こったりする。 分かってしまえば大して問題にはならないが、初見プレイ時等は一見ランダムにしか見えないので、ちび状態でこのミスが起こったりすると当然やられてしまう。 合わせて歌うちびヨッシー等と同じく、それ自体は愛らしいのだが、ノコノコはほとんどの面に登場する故にプレイに支障をきたしている面があるのも事実。 問題点 相変わらずのコース、ギミック、BGMの焼き増し感。 世界観がある程度新しくなり、ワールド構成も若干変わったものの、基本はWii版とコンセプトはほぼ一緒。 パワーアップもプロペラキノコの代わりとして登場した新アイテムもスーパードングリ1種類だけと寂しい。 ムササビマリオの性能はプロペラマリオの上位互換的なものになっている。プロペラマリオのように急上昇が可能で、滑空も出来る。壁への張り付きもできると万能性抜群。 プロペラマリオは上昇が素直で高く飛べるので面目は保っているが、総合的にはムササビマリオのほうが上。この点はアイスマリオとペンギンスーツの関係性に良く似ている。 ムササビマリオとプロペラマリオは似たようなパワーアップであるため、そう考えると本作における目新しいパワーアップマリオはないと言ってしまっても過言ではない。 BGMも新規が少な目で、『Wii』と『New スーパーマリオブラザーズ 2』と同じものを使っているコースが多い。 『New マリオ2』も同様のマンネリ感を指摘されていたが、本作の発売は『New マリオ2』からわずか半年後であり、続けてプレイした場合は流石に食傷気味に陥る可能性が高い。「シリーズの乱発だ」と指摘する声も。 Wii版で分かり辛かったスターコインの隠し場所も、背景に隠されることが多くなるなどよりイジワルな配置に。 やりこみ要素であるが、隠しワールドのプレイにスターコインを取る必要があるので、無視することはできない。 隠れコースへのゴールルートもわかり辛い場所になっていることが多い。おまけに隠れゴールの有無がマップ画面などから判別できない。勘のいいプレイヤーなら、マップの地形から推測できるかもしれないが。 本作で使用できても問題ないはずなのだが、クラシックコントローラに対応していない点。 最初はPROコントローラにも対応していなかったが、Ver.1.3.0で使用可能になった。 アイテムの入手量に対して保管数が10個と明らかに少ない。 1面で満杯にすることも十分可能である。「どんどん使ってください」ということなのだろうが、アイテムの放棄などが煩わしくなってしまった。 これが理由なのか、フィールド上の敵を倒した時に得られるアイテムが「スター1個」に変わってしまった。 全く使えないという訳ではないが、前作の「キノコ3個」の方がありがたい気がする。 ラスボス(クッパ)戦が長い 本作の最終コース(「決戦!ピーチ城」)のラスボス戦が長い。 中間ポイントは扉の前に置いてあるが、途中でミスすると扉の前からやり直しになってしまい、さらに時間がかかってしまう。 バディの存在意義 Wii U GamePadを使用する今作のウリの1つなのだが、バディが必要不可欠となる場面は実のところかなり少ない。 バディは主に「足場を作る」「敵やギミックを止める」などのことができるが、良くも悪くもバディによる足場が必須なルートというのは存在しない。 敵を止めれることを含めて、「ミスしにくくなる」程度のフォローにとどまる。特にギミックの多くは「止めるとマリオ達の移動に支障が出る」という本末転倒な仕様。 最終的に腕前が十分に上がれば、バディに頼らずとも完全クリアにこぎつけられるようにはできている。 バディプレイについては二人以上のプレイ環境が必須となるため、Wii U本体と共に買った人は同梱されていないセンサーバーと人数分のWiiリモコンが必要となる。 総評 Wii Uとなり色々とパワーアップしたいつもの2Dマリオ。おだいモードなどの追加で上級者でもやりこめるようになった。 過去作と比べてもあまり変わり映えがしない点が多いため、シリーズを続けてプレイしている場合はマンネリ感を覚える可能性も少なくない。 しかし、Wii/DSと培ってきた反省点などをよく活かし、Wii Uのローンチタイトルとして「Wii Uが出来ること」を示そうとしている努力は感じられる。 ただ、他のローンチタイトルなどを見ると、Wii Uでしか出来ないという要素に関しては見劣りする。 マンネリに感じている人にはあまりオススメ出来ないが、マリオのファンや久々にマリオを遊ぶのであれば満足の行くゲームになっている。 余談 Wii Uでミリオンを達成している数少ないゲームである。 Wii Uプレミアムの追加特典セットの初期インストールゲームとして登場したり、無料体験版ゲームの1つとして選ばれたりと、遊べる機会は豊富に用意されていた。 今から遊ぶなら後述の『DX』の方が良いだろう。 その後の展開 追加コンテンツとして、ほとんどのマップが新規のものになった『New スーパールイージ U』が配信され、期間限定で単品発売もされた。 マリオが登場しない代わりに、今作で登場したトッテンがプレイヤーキャラクターに追加。トッテンは敵に触れてもダメージを受けない初心者向けのキャラ。 コースは全ての残りタイムが100である等、いずれも上級者向けになっている。詳細は同項目を参照。 『スーパーマリオメーカー』のゲームスキンの一つとして、本作をベースにしたものが存在する。ただし専用の変身はムササビマリオではなく『New マリオWii』が初登場のプロペラマリオとなっている。 その続編となる『スーパーマリオメーカー 2』では、上記に加えオトアソビでクッパ第2形態のBGMが使用できるようになった。また、Ver.3.0.0アップデートによりムササビマリオも専用スキンの変身に追加された。 本作に『New ルイージU』や様々な新要素をプラスした『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』がSwitchで2019年1月11日に発売された。詳細は後述。 New スーパーマリオブラザーズ U デラックス 【にゅー すーぱーまりおぶらざーず ゆー でらっくす】 ジャンル アクション 対応機種 Nintendo Switch メディア Nintendo Switch専用ゲームカードダウンロード販売 発売・開発元 任天堂 発売日 2019年1月11日 定価(税込) 5,980円 プレイ人数 1~4人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 『New マリオU』『New ルイージU』をカップリング初心者向けの新キャラクター追加Wii U版を購入済みのプレイヤーには目新しさは薄い いつでも、どこでも、誰とでも、マリオ。 概要(デラックス) Wii Uで発売された『New スーパーマリオブラザーズ U』(以下『マリオU』)と、その追加コンテンツである『New スーパールイージ U』(以下『ルイージU』)をカップリング移植したタイトルである。 変更点(デラックス) 基本的なところは『マリオU』『ルイージU』と変わらないため、前2作と比較しての変更点を挙げる。 新キャラクターの追加 新たなプレイヤーキャラクターとして「キノピコ」が追加。 キノピコは専用アイテム「スーパークラウン」を取るとピーチ姫に似た美女の「キノピーチ」に変身。二段ジャンプや滑空ができるほか、穴に落ちても一度だけ復帰できる。なお、スーパークラウンはキノピコのみが使用でき、他のキャラクターは取ること自体が出来ない。主にスーパードングリが入っている?ブロックをキノピコが叩いた場合に差し替えで出現する事が多い。 また、『ルイージU』の方で使用可能になっていたダメージ無効能力を持つ「トッテン」も、『マリオU』側でも使用可能になっている他、新たにアイテムやちびヨッシーを持てるようになった。ただしアイテムでパワーアップはしないのはそのままで、敵に対しては無敵だが穴に落ちるとミスになる。 さらに、トッテンとキノピコは初心者向けの性能として「地面で滑りにくい」「水中で泳ぎやすい(*1)」「残りタイムが+100増加する(*2)」といった特性が追加されている。そのためか、おだいモードでは使用不可。 『ルイージU』では全コースで残りタイムが100縛りだが、トッテンとキノピコ使用時のみタイムが200に増加し余裕を持って攻略できることになる。 人数が増加したことの煽りを受けて「あおキノピオ」は通常選択できなくなったが、「きいろキノピオ」に合わせてLかZLボタンで出現するカラーチェンジ扱いとして登場している。 ただし、マルチプレイでは両キノピオを同時に選ぶことはできない。 タイトル画面やOPデモに登場するのもマリオ・ルイージ・黄キノピオ・キノピコ(+トッテン)となり、青キノピオはハブられている。 ストーリーモードで1Pのマリオ/ルイージ縛りを解除 Wii U版では、『マリオU』のストーリーモードで1人プレイがマリオに固定、『ルイージU』ではルイージに固定(*3)という制限があったが、本作ではそれが撤廃されて1Pでも好きなキャラクターを選べるようになった。 このため、アクションに自信がなくても前述のトッテンやキノピコを使えば有利にゲームを進めることができる。 なお、『ルイージU』側でマリオを選べないのはそのままとなっている。 Miiについては今回もストーリーモードでは使用できず、「with Miiモード」限定。 その他、以下の変更点がある。 解像度が1080pにアップ。 Wii U版ではクリア後の裏ワールド限定だったプロペラキノコとペンギンスーツが、通常の敵コースの報酬としても手に入るようになった。 スーパープレイ等を収録した「おたからムービー」はWii U版ではYouTubeにアクセスする形式だったが、『デラックス』では全てソフトに内蔵され、新録の動画も増加している。 バディプレイは廃止。 評価点(デラックス) ボリュームの多さ 『マリオU』『ルイージU』で登場したコースが全て収録されているため、全部で164個のコースで遊ぶことができる。 おだいモードやブーストモード等も収録されているため、やりこみ要素もある。 オリジナルの値段を考えると、価格的にもお得である。 初心者にも上級者にも楽しめる。 『ルイージU』からのトッテンや、新たに追加されたキノピコといった性能の高いキャラクターが加わったことで、初心者やアクションゲームが苦手な人にも楽しめるようになっている。 一方、元々上級者向けとして作られた『ルイージU』のコースも収録されているため、上級者にもおすすめできる。 キノピコ/キノピーチは単なる初心者救済キャラにとどまらず、上級者も固有能力を活かしたタイムアタックなどのスーパープレイ狙いを楽しむことが出来る。 携帯プレイが可能になった。 Switchを携帯モードにすれば、外出先でもプレイ可能。キャッチコピーの通り、どこでもゲームをプレイすることができる。 賛否両論点(デラックス) 過去作と違い、ジャンプ中に再びBボタンを押すことでも空中スピン(クルッと回って滞空)が可能になった。 ゲームに慣れない初心者がジャンプ連打でスピンして飛距離を伸ばせるようにするために導入されたと思われる。また、プロペラやムササビの上昇能力と両立可能なメリットもある。 一方、踏みづけジャンプの先行入力などの際に暴発を招く事にもなってしまったため、過去作に慣れたプレイヤーにとっては違和感のある操作にもなっている。 一応、「暴発が嫌」などの理由で従来通りの操作(空中スピンはRのみ)に戻したい人のために、タイトル画面で「Lスティック」を3秒以上押し込んだ状態でゲームを始めることでオフに切り替えられるという隠しコマンドが用意されており、公式サイトで公開されている。コマンドに成功するとトッテンの声がする。ただしオフにした設定は保存されないため、毎回入れ直す必要がある。 なお、本作の後に発売された『スーパーマリオメーカー 2』のUスキンではこの仕様は存在せず、従来通りの操作に戻っている。 問題点(デラックス) Wii U版『マリオU』『ルイージU』からの変わり映えが少ない。 『デラックス』独自の追加要素はキノピコの登場や1人プレイでも自由選択可能、高解像度化ぐらい。 6年越しの発売でありながら、新規コースやモードの追加などは一切されていない。 そのため、既にWii U版をプレイした人にとっては変わり映えしないものとなっている。 もっとも、初めて手に取る人にとっては文句なしの大ボリュームである。 Wii U版で存在していたバディプレイが廃止されている。 オリジナルにおける評価点の1つになっていたために残念に思う人も多い。 元々本作は前述のようにソロプレイだと高めの難易度に調整されているため、腕前に自信がない場合はマリオではなく性能の高いキノピコかトッテンを使うのが無難。 おだいモードからもバディプレイ関連のコースは削除されており、代替コースもない。 3UPムーンの隠しブロックも同様に削除されたが、代わりにキノピコが1UPキノコのブロックを叩くと3UPムーンが出現するようになった。 ストーリーモードを4人でプレイする場合、全員が同能力にならない。 トッテンとキノピコが追加されたことできいろキノピオだけになり、あおキノピオがカラーチェンジ扱いに変化。結果として4人でプレイする場合は最低誰か1人が必ず高性能キャラを使うことになる。逆に、初心者が複数いる場合もキノピコとトッテンは1人ずつしか使えない。 一方、4人で対戦するコインバトルでは「Mii」がマリオ系の標準能力に設定されているため、「Miiを混ぜる」という視覚的な違和感こそあるが全員平等なバトルが可能。実力差がある場合、初心者がキノピコやトッテンを使うことでハンデにもなる。 総評(デラックス) Wii Uで発売された2作の2Dマリオを1本にまとめた作品。 元々の完成度の高さに加え、アクションゲームが苦手な人にも配慮されており、さらに楽しめるようになった。 オリジナルを買った人には目新しさは薄いかも知れないが、新たに手に取る人には間違いなく楽しめる一作である。 余談(デラックス) 「クッパ姫」について 本作の発表直後、新登場のアイテム「スーパークラウン」がかぶれば誰でもピーチ姫風の姿に変身可能と一部で解釈され、ネット上にスーパークラウンをかぶったクッパがピーチ姫風の姿に変身するという内容のファンアートが公開されたことをきっかけに、これが「クッパ姫(Bowsette)」と呼ばれて次々と後続の二次創作が生まれることになり、一時期ネット上で話題になった。 さらに、これに便乗する形で「キングテレサ姫」を始めとした様々なキャラクターの擬人化、二次創作のコスプレやファンイラストにエロ画像が流行し物議をかもすことになった。なお、任天堂広報はノーコメントの立場をとっている。ちなみに、こちらがクッパ姫(右)とキングテレサ姫(左)である。 なお、後に公式からの追加情報により「スーパークラウンはキノピコしか使用できない」という設定が判明しており、少なくとも公式のアイテム設定で「クッパ姫」等は実現できないことが確定したが、二次創作としてのクッパ姫はその後も未だに人気が続いている。 一方で、クッパ姫ブームが盛り上がった頃に発売された『スーパーマリオ オデッセイ』の公式設定資料集に掲載された開発中の没案として、偶然にもピーチ姫の肉体を乗っ取ったクッパである「クッパピーチ」が存在したことが判明し、クッパ姫と並んでクッパの女体化として話題にされることがある。ただし、こちらもあくまで「没案」であり正式採用されたものではない。 その後の展開(デラックス) Switch向けの2Dマリオとしては、本作と同年の2019年6月28日に『スーパーマリオメーカー 2』も発売されたが、そちらはユーザー制作コースがメインの作品となっている。 その後、Switch向け完全新規の2Dマリオとして2023年10月20日に『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』が発売。 これまで長らく続いた『New』シリーズのグラフィックから新たにリニューアルされて作り直されており、新要素も盛り込んで心機一転したタイトルとなっている。
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スーパーマリオブラザーズ2 とは、【ファミリーコンピュータ ディスクシステム】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター 味方キャラクター 敵キャラクター 仕掛け アイテム・武器 地名 ワールド1 ワールド2 ワールド3 ワールド4 ワールド5 ワールド6 ワールド7 ワールド8 ワールド9 ワールドA ワールドB ワールドC ワールドD BGM 関連作品 他ハード版 移植 リメイク リンク コメント 概要 スーパーマリオブラザーズ2 他言語 Super Mario Bros. The Lost Levels (英語) ハード 【ファミリーコンピュータ ディスクシステム】 メディア ディスクカード ジャンル ファンタスティックアドベンチャーゲーム 発売元 任天堂 開発元 任天堂 プロデューサー 山内溥(エグゼクティブプロデューサー)池田宏宮本茂 ディレクター 宮本茂 プレイ人数 1人 発売日 1986/06/03 (日本) 値段 FCD 円GBA 円Wii 514Wiiポイント3DS 524円Wii U 524円 レーティング CERO A(全年齢対象)ESRB E(全年齢対象) シリーズ マリオシリーズ 移植・リメイク SFC 【スーパーマリオコレクション】GBA 【ファミコンミニ】【Wii】 バーチャルコンソールWii スーパーマリオコレクション スペシャルパック3DS バーチャルコンソール【Wii U】? バーチャルコンソールSwitch 【ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online】【ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ】?【ゲーム ウオッチ スーパーマリオブラザーズ(2020)】 日本販売数 約265万本販売:136万本書き換え:110万回 【スーパーマリオブラザーズ】の高難易度バージョン。グラフィックの一部が変更され、サウンドが幾つか追加された。 本作は1人用ゲームになっており、【マリオ】と【ルイージ】では若干性能が異なる。 基本部分は仕掛けが増加した程度で前作とそこまで変わっていないが、難易度が大幅に増加。コースによっては隠しブロック発見・三角飛び・踏みジャンプなどのテクニックや探索も要求される。 外見の違いが殆どないためなのかオリジナル版は日本でしか発売されておらず、日本国外では代わりに日本国外版のSUPER MARIO BROS.2が発売されている。 当時は8回クリアーした状態でAボタンを押すとA~D面に行けるようになり、ワープなしでクリアーした場合は9面へ進めるようになっていた。クリアー回数はディスクに記録されるため、電源を付けたまま連続で8回クリアーする必要はない。 ストーリー ※物語自体は『スーパーマリオブラザーズ』と同じで、パラレルワールドになっている。 キノコ達の住む平和な王国に、ある日、強力な魔法を操る大ガメクッパの一族が侵略して来ました。おとなしいキノコ一族は、皆その魔力によって岩やレンガ、つくし等に姿を変えられてしまい、キノコ王国は亡びてしまったのです。 このキノコ達の魔法を解き、よみがえらす事ができるのはキノコ王国のお姫様ピーチ姫だけ。彼女は今、大魔王【クッパ】の手中にあります。 マリオは、カメ一族を倒してピーチ姫を救出し、再び平和なキノコ王国を築くために立ち上がりました。 テレビの中のマリオはあなたです。このアドベンチャークエスト(遠征)を完結できるのは、あなただけなのです。 ゲームシステム 【マリオ】と【ルイージ】の性能の差別化ルイージはジャンプ力が上がり、滑りやすくなっている。 マリオのジャンプ力では飛び越えられない難所がいくつかあるが、ルイージであれば難なく突破もできる。 風コースによっては風が吹き荒れる事がある。風の吹いている方向へとじわじわと移動させられてしまう。 逆ワープW3-1やW8-1のワープゾーンにある土管に入ると、W1-1やW5-1に戻されてしまう。 スーパージャンプ台台の色が緑になっているジャンプ台。あまりにもジャンプ力が高すぎて画面外に行ってしまい、飛び上がった後しばらくしてからでないと画面内に落ちてこない。7-3、C-3はこのスーパージャンブ台を乗り継いで進む必要がある。 キャラクター 味方キャラクター 【マリオ】 【ルイージ】 【ピーチ】 【キノピオ】 敵キャラクター 【クリボー】 【ノコノコ】 【パタパタ】パタパタを踏み台にしないと届かないような大きな穴が存在する。 【パックンフラワー】 【さかさパックンフラワー】 【バブル】 【プクプク】 【ゲッソー】 【空中ゲッソー】 【ハンマーブロス】 【メット】 【トゲゾー】 【ジュゲム】本作では低空飛行する個体も登場。 【キラー】 【にせクッパ】 【クッパ】 仕掛け ファイアバー一部のコースでぐるぐると回っている。W7-2から城以外でも見かける。 ロングファイアバー長いファイアバー。 アイテム・武器 コイン100枚集めると残り人数が1つ増える。 スーパーキノコスーパーマリオ(ルイージ)に変身し、1回ダメージを受けても平気になる。前作とは異なり、隠しブロックに配置されている場合もある。本作から目が付くようになりキャラクター性が増した。 毒キノコこのキノコに触れるとダメージを受けてしまう。配色が地形のパレットに依存しているため一定ではなく、コースによっては1UPキノコと区別しづらい。 ファイアフラワーファイアマリオ(ルイージ)に変身し、Bボタンでファイアボールを出して攻撃が可能になる。スーパー状態でないと出現しない。小さい状態で取るとファイア状態にはならず、スーパー状態になる。前作とは異なり、隠しブロックに配置されている場合もある。 1UPキノコ残り人数が1つ増える。基本的に隠しブロックやレンガブロックの中にしか配置されていない。スーパーキノコ同様に本作から目が付いた。 スーパースター一定時間無敵になる。ただし、パタパタを踏んで進まないといけない地点の前に罠のように配置されている場合もある。 地名 ※以下の解説で「パレット」は配色を指し、「マップチップ」は地形(地面のブロック)の形状を指す。 ワールド1 1-1最初のコースだが、いきなり緑パタパタが出てくる。他にはノコノコ、パックンフラワー、クリボーも登場する。最初の赤ノコノコを利用して連続1UPが可能。コインなどのアイテムは全種類登場している。勿論本作初登場の毒キノコも含まれている。 1-2地下面。キラーが初登場しているが、ボーナスエリアにいる。 他にもメットが初登場 序盤に隠されているツタを登るとワールド3、ゴールへ進む土管の近くから天井裏を進むとワールド2、その少し手前の左側の土管に入って再度天井裏を進むとワールド4のワープゾーンへ着く。 1-3アスレチック面。今作では1ワールドからいきなり天秤リフトが登場。空中ゲッソーが初登場。 1-4城のコース。ファイアバーが多い。緑ノコノコもいる。最後はにせクッパと戦う。 ワールド2 2-1夜の地上面。仕掛けのスーパージャンプ台が初登場。 2-2地上面。2個の隠しブロックを利用して土管に乗る必要がある場所がある。 2-3アスレチック面。ジャンプするプクプクが初登場。 2-4城のコース。バブルが初登場。序盤に1UPゾーンがある。 ワールド3 3-1地上面。ハンマーブロスや逆ワープゾーンが初登場。パックンフラワーがいる最初の土管に入ってボーナスエリアから出てくるか、スーパージャンプ台でゴールポールを跳び越えて右に進むと、ワールド1行きの逆ワープゾーンへ着く。 3-2水中面。泳ぐゲッソーやプクプクが初登場。水中エリアにはノコノコやパタパタもいる。 3-3アスレチック面。ノコノコやパックンフラワーが多い。 3-4城のコース。無限ループが2回あり、(1回目)下→一番下→(2回目)一番上→一番上の順に通らないと先へ進めない。 ワールド4 4-1地上面。赤いパックンフラワー(緑はこのコースから出なくなる)、ジュゲムが初登場。メットは水中ボーナスエリアにいる。 4-2地上面。ジュゲム再び。キラー砲台もある。 4-3アスレチック面。赤いジャンプ台とリフトが多い。これまでのアスレチック面と比較すると難易度が格段に増している。 4-4城のコース。ロングファイアバーが2つ存在する。にせクッパ戦では1つのファイアバーが回転している。前作では最短ルートで行く場合は途中の城をすべてスルー可能だったが、本作ではこの城のみ最短ルートでもクリア必須になった。前のワールドの3つの城と比較して難易度が格段に増している。 ワールド5 5-1地上面。中盤では追い風が吹く。ワールド6へ行けるワープゾーンがゴールポールの後ろ側にあり、ゴール手前に隠されているツタから行ける2番目のボーナスエリアを経由すれば辿り着ける。 5-2地下面。赤ノコノコとパックンフラワーが多い。3連リフト地帯の手前に隠されているツタから行けるボーナスエリアからワールド8に、3連リフトを利用して天井裏を進めばワールド7へ行ける。 5-3アスレチック面。早速無限ループがあり、赤パタパタを踏み付けて高い位置にある土管に入らないと先へ進めない。その無限ループを利用してファイア状態になる事が出来る。ボーナスエリアを経由した後は、画面外からキラーが飛び続けるエリアに来る。 5-4城のコース。ファイアバーやバブルがかなり多い。 ワールド6 6-1地上面。途中から追い風が吹く。 6-2水中面。ノコノコやパタパタもいるほか、リフトもある。困ったことにこのリフトは何の役にも立たないどころか、かえってマリオの行く手を阻む邪魔な存在でしかない。 6-3アスレチック面。ジャンプするプクプクが無限に出てくる。ゴール直前では赤パタパタを踏み付けて高く跳ぶ必要がある。 6-4城のコース。無限ループが2回あり、(1回目)下→一番上→(2回目)下→一番下の順に通れば先へ進める。 ワールド7 7-1地上面。序盤から中盤にかけて追い風が吹く。ボーナスエリアがやたらと長い。 7-2アスレチック面。W5-3のように早速無限ループがある。赤パタパタを踏み付けて高い位置にある土管に入る必要があるし、無限ループを利用してパワーアップする事も可能。ボーナスエリアを経由した後は、ジュゲムが出てきてファイアバーがあるエリアに来る。 7-3アスレチック面だが使用されているパレットは城のもの。スーパージャンプ台が多いので、上手く足場に着地できるようにスクロールさせよう。コースのほぼ全域で追い風が吹く。 7-4城のコース。下方向に流れていく5連リフト地帯から天井裏へ行って右にスクロールさせると下へ降りられなくなり、時間切れを待つしかなくなる。ノコノコ、メットが出現する地帯の後にあるファイアバーは、左右の隅が安全地帯となっており、しゃがんでいれば当たりそうで当たらない。 ワールド8 8-1地上面。追い風が吹く所もある。そして海のボーナスステージ抜けた後にワールド5行きの逆ワープゾーンもある。このためボーナスステージには入らないこと。 8-2地上面。終盤にあるツタはパタパタを踏んで出す必要がある(直前にあるスーパースターを取った場合は効果時間が切れるまで待つ事)。ツタを出すのに失敗したらボーナスエリアを経由してやり直す事が出来る。ツタを上ればゴールする事が出来る。 8-3アスレチック面。ジュゲムとハンマーブロスの同時攻撃に注意しよう。 8-4城のコース。土管に入るタイプの無限ループがあり、入ると前のエリアに戻ってしまう土管があり、分岐タイプの無限ループがあり(下を通ると先へ進める)、2体の本物のクッパがいる。1体目のクッパは青色で、戦場に斧が無いのでファイアボールを5発当てないと倒せない。(無視して進んでも問題ない。) 2体目のクッパは緑色(橋の手前で少しずつスクロールさせると青色になっている事もある)。斧に触れればゲームクリアとなる。 ワールド9 W1-1~W8-4の32コースを、ワープゾーンを利用せずに(逆ワープは除く)クリアすると遊べるワールド。 スコア/コイン/マリオやルイージの状態はW8-4から引き継がれるが、8-4クリア時に残り人数を得点として換算しているため残り人数が「1」で始まる。パワーアップアイテムや1UPキノコは全く無いが、コインはあるので残り人数は増やせる。ゲームオーバーになるまでW9-1~W9-4をループする。このワールドでゲームオーバーになると特別なメッセージが表示される(コンティニューは不可)。 このワールドはクッパ以外の敵が水中にいる上にクッパも踏めないので、ファイア状態以外でスコアを増やしたい時は敵を総スルーする必要がある。逆にファイア状態では、大半の敵をファイアボールで倒せる。 9-1最初は地上エリアから始まるが、土管に入ると水中エリアに進む。水中エリアはブロックの配置や背景等が地上エリアのように見えるが、マップチップとパレットが水中のものになっている(土管の色が凄い)。泳ぎ状態なのでパタパタなどを踏む事は出来ない。ゴールポールも水中にある。 9-2アスレチック面の地形をした水中面。ジュゲムの位置を確認して泳ごう。 9-3城のマップチップとパレット・曲を使用している地上面。ワールド9のコースの中で唯一泳がず進む。ボーナスエリアは何度でも行ける。ゴールポールの直前に、このコースの唯一の敵かつ本物のクッパがいる(斧は無い)。 9-4城のパレットを使用している水中面。かなり短いコースで、クリボー/緑ノコノコ/メット/緑パタパタ/ハンマーブロス/ゲッソー/赤パタパタ/バブルがおり、ブロックで「アリガトウ!」と表記されている。(本作発売当初に日本国外への展開が無かったのは、この日本語で書かれたメッセージも原因の1つの可能性がある。後の作品でコース内にこのようなメッセージを書く場合は基本的に英語になっている。)このコースをクリアするとW9-1から始まる。 ワールドA A-1パラレルワールド最初の面ながらハンマーブロスがいたりかなり難しい。コース半ばに無限1UPポイントがある。ゴール手前は1ブロック分しかない足場に赤ノコノコが配置されていてファイアマリオ以外でのクリアは難しい。 A-2地下面。地下面では唯一のジャンプ台が登場し、真上のブロックに1UPキノコがある。前半部分にはパックンフラワー以外の敵は一切いないが、終盤に地下面では唯一のハンマーブロスとキラーの猛攻が控えている。 天井の通路から奥に進むとBワールドのワープゾーンがある。 A-3プクプクの飛び交う空中アスレチックで、本エリアはつり橋の代わりに雲のグラフィックになっている。前半部分は嵐が吹き荒れるが、足場が広いためこれまでのプクプク面クリアできれば楽勝。パラレルワールドの中では気休めと言える難易度。 最後のジャンプ台を大ジャンプで旗を越えるとCワールドへのワープゾーンがある。 A-4難関箇所が大きく分けて3箇所ある。 最初はロングファイアバーを含めたファイアバー群、半ばはバブルの連続地帯を1ブロック分の足場のみで越えるエリア、後半は城エリアでは唯一のキラーの砲台群がある。 ワールドB B-1地上面。ツタが入っているブロックは、下にある隠しブロックを出すと叩ける。スーパースターが入っているブロックは隠しブロックを出すと叩きやすい。 B-2パラレルワールド唯一の水中面。終盤にロングファイアバーがあるのが特徴だが、難易度は6-2と大差ない。 B-3アスレチック面。途中キラーが飛び交ったり、ダッシュジャンプとパタパタジャンプが同時要求されたりする上に、コースの長さの割にタイムが短いなど、難易度はかなり高い。 B-4偽のループがあるエリア。 ループに見せかけるため同じ地形を連続で並べているだけだが途中の土管に入るとスタート地点付近に戻されるので注意。また、ループ面と異なりタイムも300しかないので注意。最後の土管に入るとDワールドへのワープゾーンにいくことが可能。 ちなみに1ワールド以外の城では唯一、バブルが出現しない。 ワールドC C-1地上面。最初の大穴は緑パタパタを踏み、最後の大穴は隠しブロックを出して上へ進んでから、赤パタパタを踏んで渡る。 C-22面ながらプクプク飛び交うつり橋あったり島や天秤リフト、キラー多発地帯があるアスレチック面。難易度も高め。 C-37-3にそっくりだが前半にジュゲムが登場して難易度が高くなっている。 C-47-4にそっくりだが、ノコノコ、メットが出現する地帯の後にあるファイアバーの安全地帯に出っ張りが追加されている。1本目は2か所の安全地帯の内出っ張りは1か所だが、2本目に関しては2か所の安全地帯両方に出っ張りがある。 ワールドD D-1いきなりハンマーブロスが2体出てくる。緑パタパタを踏んで水場を渡る所もある。最初の毒キノコの近くに隠し1UPキノコ、その少し先にスーパースターがある。 D-2道中はさほど難易度は高くないのだが、ゴール手前がジャンプ台と1ブロック分の足場を越えなければならないためかなり難しい。空のボーナスステージと地下のボーナスステージの無限ループで簡単にちびマリオからファイアマリオになることが可能。 D-3キラーとハンマーブロスの猛攻が続く地上面。ゴール前も4つのキラー砲台を越えなければならないが、道中の猛攻と比べれば大したことはない。 D-48-4にそっくりだが、ループポイントは無く先に進むのみ。土管に入ると地上に出たりボーナス面があったりと城コースらしくない点が特徴。8-4と同様にクッパが2体いて、1体目のクッパは青色で戦場に斧が無く、2体目のクッパは緑色で斧に触れればゲームクリアというのも同じ。違うのは最終ボスなのになぜかにせクッパである点。 BGM 地上BGMいつもの曲。 地上BGM(ハリーアップ!)タイムアップが近い時の曲。 コースクリア ファンファーレ 地下BGMこちらもお馴染みの曲。 地下BGM(ハリーアップ!) ボーナス面/無敵BGM ボーナス面/無敵BGM(ハリーアップ!) 水中BGM 水中BGM(ハリーアップ!) クッパステージBGM クッパステージBGM(ハリーアップ!) クッパを倒したときのファンファーレ エンディングBGM本作では無限ループではないため、2周した後締めくくりのパートが流れてBGMが終了する。この締めくくりのパートは現状、FCD版の本作でしか使用されていない。(*1) ミス ゲームオーバー 関連作品 【スーパーマリオブラザーズ】 【スーパーマリオブラザーズ3】 【ゲーム ウオッチ スーパーマリオブラザーズ(2020)】 【スーパーマリオUSA】本作の代わりに日本国外で発売された『SUPER MARIO BROS. 2』。 【スーパーマリオコレクション】 【ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online】 【スーパーマリオギャラクシー 2】本作と同様、ゲームエンジンをそのまま用いた続編で、ストーリーはパラレル扱い。『スーパーマリオギャラクシー 2』が発売されるまでは、このような続編は本作のみだった。 他ハード版 移植 【ゲームボーイアドバンス】版【ファミコンミニ】版が存在する。「ディスクシステム セレクション」(2004/08/10)に収録されている。 バーチャルコンソール版【Wii】、【Wii U】?、【ニンテンドー3DS】でそれぞれ配信された。 【ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online】バーチャルコンソール版とほぼ同様。 【ゲーム ウオッチ スーパーマリオブラザーズ(2020)】バーチャルコンソール版とほぼ同様だが、残り人数無限モードやワールドセレクト等の追加要素があるためか、タイトル画面の表記年数に「2020」が追加されている。 リメイク 【スーパーマリオコレクション】ドット絵が一新されている。また、以下の場面で新BGMがある。 タイトル画面 ボーナスゾーン(ただし水中以外) 【にせクッパ】出現時 本物のクッパ出現時 【スーパーマリオブラザーズデラックス】隠しモードとして収録。コースの外見や挙動などは『スーパーマリオブラザーズ』に準ずる。故に一部コースの難易度が変化している。8-4までしかプレイ出来ない他、マリオとルイージの間に性能差が無くなっている。 リンク 公式HP【ゲーム ウオッチ スーパーマリオブラザーズ(2020)】が発売されるにあたって新規に作られた公式HP。 コメント 本作にはかなり精密な操作を要求されたり一発勝負の場面が多い気がしている。遅延があると難易度が更に上がる。 - L-24 (2023-09-22 22 00 01) 名前 全てのコメントを見る
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New スーパーマリオブラザーズ 2 【にゅー すーぱーまりおぶらざーず つー】 ジャンル アクション 対応機種 ニンテンドー3DS 発売・開発元 任天堂 発売日 パッケージ/DL共通 2012年7月28日 定価 パッケージ/DL共通 4,571円(税別) プレイ人数 1~2人 セーブデータ 3個 レーティング CERO A(全年齢対象) 備考 3DSLL同梱版2012年11月15日/21,714円(税別) 判定 良作 ポイント コインをメインテーマにしたマリオいつものマリオとしても遊べる素材流用の多さはマンネリ感が否めない マリオシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 定番横スクロールアクションゲーム『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズの新作。 ニンテンドー3DSの新型バリエーションモデル機種であるニンテンドー3DS LLと同時に発売された。 タイトルに「2」のナンバリングを冠しており、携帯ゲーム機における『Newマリオ』シリーズ2作目ではあるが、据置機種版の『New スーパーマリオブラザーズ Wii』も含めると『Newマリオ』シリーズ全体としては3作目にあたる。 『Newマリオ』シリーズの基本的なシステム・世界観をベースに、コースに散らばったコインをひたすら集める事を命題とする新たなモードや要素が加わり、作品そのものもコインや金色をメインカラーに据えたデザインとなった。 また、今回はマリオシリーズとしては初の試みとなる、有料でのコース追加、ダウンロードコンテンツの配信も行われている(3DSのeShopの終了に伴い配信も終了。既に購入していた場合も再ダウンロード出来ない)。 特徴 今回はコース内で集めたコインが全てカウントされる。 取得枚数の累計をワールドマップ上で毎回確認でき、タイトル画面でも集めたコインが山のように積み上がっていくのが分かる。 それに併せて、コインを大量に入手する為の様々なギミックやモードが追加されたことで、様々なコースを繰り返しプレイしてひたすらコインを集めるという従来の2Dマリオシリーズとは一味違う遊び方が生まれた。 + そして実際にコインを100万枚まで集めると… 功績の証としてタイトル画面に金色のマリオ像が出現し、背景が黄色くなる。 さらにカンストさせる(999万9999枚まで集める)と、金色のしっぽマリオ像に変化する。 ニンテンドー3DS用ソフトとして本作も3DSの裸眼立体視に対応しているのだが、本作では3Dボリュームを上げて立体感を強めると、それに応じて背景がぼやける『被写界深度表現』(カメラや肉眼でピントの合っていない距離の景色がぼやける現象を再現した表現)が採用されている。 これに因って3D立体視ONにしたときでも手前のマリオや敵のいる面に集中しやすくなっただけではなく、「視差による奥行きはあるのに焦点距離は変わらないので手前にも奥にも不自然にピントがあっている」という立体視映像特有の違和感を軽減し、眼の疲れやすさの軽減にも一役買っている。 因みに、3D立体視をOFFにすると他の2Dマリオシリーズ作品同様背景もぼやけずクッキリ描かれるので「本作の映像の背景がぼやけているのがイヤだ」という方も安心できる。 赤キノピオの家は3つのアイテムを自由に取る形式となり、目押しの必要がなくなった。 新要素・ギミック + 詳細 ゴールドマリオ 極一部のコース、あるいは星模様のキノピオの家に出現するゴールドフラワーを取ることでマリオがこの姿に変身。全身金色の強化型ファイアマリオとでも言うべき性能で、この状態では直接敵を倒すだけでコインがゲットできる。 金色のファイアボールは非常に強力。爆発時の衝撃波はレンガブロックをコインに変え、複数の敵に一度に命中させると大量のコインを出す。 ゴールドブロック ジャンプして頭に被った状態でダッシュし続けると大量のコインが入手出来るギミック。数秒間ジャンプで叩いた分だけコインが出続ける例のブロックを叩き続け、一定の枚数のコインを出すとブロックがこれに変わる。下から叩いたりヒップドロップをするとマリオがブロックをかぶるというシュールな光景が拝める。 コースの至る所で頻繁に出現する為、コイン収集の要と言ってもいい存在。コインが頭から飛び出し一気にカウントされていく様はなかなか爽快である。 ワールドマップ移動時に、羽根を生やしたタイプがたまにマリオに付いてくる事もあり、そのままコースに突入するとそのコースのスタート地点に出現する。 また、被っている間は1回だけダメージを肩代わりしてくれる(その際ブロックが頭から外れる)。地味ながら初心者救済要素としても機能している。 ゴールドリング くぐると画面内にいる敵が一定時間ゴールド仕様になるギミック。敵を倒すとコインが入手できるようになる(*1)ほか、クリボー、ノコノコ、キラー、ジュゲム、プクプクなど種類を問わず敵が何かしらの形でコインを大量に出してくれるようになる為、こちらも本格的なコイン収集の際は重要となる仕掛けである。 コインラッシュモード 本編でクリアしたコースの内3つがランダムで選ばれ、選ばれた3コース全てを1回もミスせずに制限時間内にクリアする事が課せられる上級者向けのモード。 挑戦1回におけるコイン取得枚数の上限は3万枚。当然このモードで得たコインも本編で集めたものに追加される形でカウントされる。 ゴール時の残りタイム5につき1コイン加算されるが、これを狙って早クリアをするぐらいならばぎりぎりまで粘ってたくさんコインを稼ぐ方がいい。 難易度が異なる3つのパックが用意されており、それぞれ収録されているコースが異なる。 また、本編では遊べない新規のコースを収録した追加パックが有料で配信されている(後述)。 どのコースも制限時間が非常に短い為、通常のプレイより精密かつ機敏な操作が要求される。 ただしコース中にある中間ポイントやプラス時計に触れることで残り時間を伸ばす事は可能。 本編でエンディングを迎えていればゴールドフラワーをストックした状態で開始することができる。 ただし、使えるのは新たにストックしない限り1回だけなので、これの使いどころが勝負を分ける。 ゴール時にポールの一番上に触れるとコインの数が倍になる、コース中に登場する1UPキノコが全てコイン50枚分(*2)のゴールドキノコに変わっているなど、一部ギミックがコイン集め用に再調整されているので、上手くやれば本編で普通にコースをプレイしていくよりもコインが効率良く大量に集まる。 一応初心者救済措置として、後述のしろしっぽマリオでプレイする事も可能。 すれちがいデータで届いたプレイヤーのコインラッシュの記録にチャレンジすることもできる。 3コース連続でクリアすると、初めてクリアしたときに限り相手プレイヤーが獲得した数のコインが丸ごともらえる。さらに相手の記録に勝つとWinコインとして1000枚のコインをもらうことができる。(*3) 追加パック スーパーマリオシリーズでは初となるダウンロードコンテンツが導入されている。 追加パックのコース共にコインラッシュ専用のものとなる。各パックは共に200円。 ゴールドマリオでさくさく進めてコインをいっぱい取れるパックや、公式ページで世界記録掲載に挑戦できるパックなどもある。 そのほかにマリオシリーズとしては「遊ぶな危険」と言われるほど史上最悪の超鬼畜難度を誇る挑戦的なコースパックまである。 + 追加パックのリスト 登場弾 番号 タイトル 難易度 目標コイン数 説明 第1弾 #1 ゴールドマリオでGo!Go!パック 1 30000枚 その名の通り、ゴールドマリオで突き進むパック。それ故に、ゴールドフラワーもたくさん用意されている。 #2 きろくにチャレンジ! Aパック 3 10000枚 記録にチャレンジパックシリーズの1つ。 #3 いっぱつしょうぶでドキドキパック 5 15000枚 わずかな操作ミスが命取り、という難易度の高いパック。 第2弾 #4 ゴールドキノコをかりまくれ!パック 2 30000枚 ゴールドキノコでコインを稼ぐパック。マリオはもちろん、難易度は上がるがしろしっぽマリオでも30000枚到達可能。 #5 きろくにチャレンジ! Bパック 3 10000枚 『記録にチャレンジパック』のシリーズの1つ。 クラシックパック #6 おうごんのクラシックコースパック 1 30000枚 スーパーマリオブラザーズの1と3の序盤コースを大胆にアレンジした懐かしさあふれるパック。こちらもしろしっぽマリオで30000枚到達可能。無料で配信された時期もあった。 第3弾 #7 きろくにチャレンジ! Cパック 3 10000枚 記録にチャレンジパック最後の1つ。 #8 きけんなあしばをつきすすめ!パック 4 15000枚 その名の通り足場が狭く、難易度は高め。 第4弾 #9 はっけん!ふしぎなぼうけんパック 3 20000枚 謎解きパック。分岐が多いのが特徴で、進み方によって獲得コイン数も大幅に変わってくる。 #10 じごくのてつじんレースパック 測定不能 100枚 「遊ぶな危険」と公言した黒い任天堂が送る、極悪難易度のコース。上級者御用達のいわゆる『スペシャルコース』で、コイン稼ぎは絶望的、ゴールドフラワー使用不可、しろしっぽマリオでもクリアは相当難しい。(*4) 評価点 コイン集めが主となっているだけあって、コイン集めの要素やギミックが豊富。 ゴールドマリオ 性能が飛び抜けて高い故ボールを乱射しながら進むだけで爽快な気分が味わえるが、手に入れられる頻度が少なく次のコースへの持ち越しも出来ないのが難点。 しかし、こんなものを持ち越せたら言うまでもなくゲームバランスが崩壊してしまうので、この仕様は妥当と言える。 ゴールドリングでの敵の変化 ひとたびリングを潜ればすべての敵が金色に変化しコインを出してくれるが、その出し方が様々で見てるだけでも楽しい。例えばキラーやノコノコの場合は軌道跡にコインを置いていったり、ジュゲムやハンマーブロスだとトゲゾーやハンマーの代わりにコインをばらまきまくる、等々。 コインを入手する仕掛けの大幅増加 一気に周りのブロックを叩き出すPOWブロック。 ファイアボールを投げ込むとコインが噴出す土管。 トリガーで土管から噴出すコインシャワー。 コインが画面中に雨あられのように出てくる。 などとにかく演出がバブリー豪華。ゴールドマリオ・ゴールドリングを含めて大量入手もできるため爽快感のある楽しみ方が増えた。 虹コースの存在 ゴール時に時間の下二桁を特定の同じ数字に揃えることで出現する。いわばマリオ3の宝船のような存在である。ワールド1以降の全ての赤コインをとることでゴールドフラワーを得るチャンスがある。 入手コインの累積 100万枚集めるという目的のもと、通常のコイン数の枠とは別に今まで入手したコインの総数が随時記録される。通常モード・コインラッシュモード両方共にクリア・ミスしようがクリアしようがコース中に入手したコインは全てカウントされる仕様になっている。プレイが下手でも集めたコインは無駄にならない点が良。 各コースごとでも入手した最大コイン枚数が記録されるため、そちらの記録更新を目指して遊ぶ、というやりこみも可能。 しかも、本編には支障がなく、コイン集めはしないという人も安心の良仕様である。 マリオシリーズお得意の程良い難易度。 最初はあっさりだが、コースを進めるにつれだんだん難しくなっていくという良好なバランスは健在。 据置機で展開されている『New スーパーマリオブラザーズ Wii』や『New スーパーマリオブラザーズ U』ではそれまでの2Dマリオよりも足場が活発に動く場面が多数存在するが、今作ではその要素は控えめである。 その分コースの賑やかさや足場の動きに対応してマリオを動かすというゲーム性は減少しているが、走って勢いをつけてジャンプで飛び移るというスーパーマリオシリーズの特性上、『勢いをつけたものの足場の動きによって目論見が外れミスする』というシーンも起こるので、そういった難しさが減ったともいえる。 本作ではDSの初代『New スーパーマリオブラザーズ』や3DSの『スーパーマリオ 3Dランド』と同様の「下画面にアイテムが一つストックされてコース中いつでも使え、使わなければミスしても残る」というシステムを採用している。またスタート地点や中間地点の近くには必ずと言っていいほどパワーアップアイテムが存在するので、「ミスして再挑戦するときに毎度チビマリオで始まってすぐやられてしまう」ということは起こりにくい。 仮に詰まったとしても、今作のゲームシステム上残機稼ぎは非常に容易で楽に再挑戦できる。というか集まりすぎるといっても過言ではないかもしれない…(後述)。 『3Dランド』と同じく同一コースで5回ミスで無敵このはの出るアシストブロックが出現するので、どうしてもクリアできないコースがあればそれに頼ることもできる。 『New スーパーマリオブラザーズ Wii』『New スーパーマリオブラザーズ U』に存在する『おてほんプレイ』は本作にはない。 しっぽマリオの復活 『スーパーマリオブラザーズ3』での登場以来、実に約24年ぶりの復活となる。先駆けて1年前の『スーパーマリオ 3Dランド』にはタヌキマリオが飛行能力を削除されて復活していたが、本作でのしっぽマリオは空を飛べる性能もきちんと復刻されている。 基本的に『スーパーマリオブラザーズ3』のしっぽマリオとほぼ同じ仕様で、スーパーこのはで変身し、助走してメーターを溜めて満タンで飛行、しっぽを使って敵を攻撃したりブロックを叩くといった昔ながらの仕様・アクションがしっかりと再現されて楽しめるので、旧来のファンにはうれしい要素。 旧作のしっぽマリオと異なる点としては、飛行や『ふんわり落下』が従来のジャンプボタン連打と『スーパーマリオワールド』のマントマリオのようなジャンプボタン押しっぱなしの両方に対応している(設定変更などは無く、どちらの操作でもほとんど同じ性能を得ることが出来る)他、マントマリオのマントアタックのようにしっぽアタックを「連続で出したり」「水中で出して水中の敵を倒したり」できるようになっていたりと、若干マントマリオとのいいとこ取りのような仕様になっている。 また、『3Dランド』のしろタヌキマリオと同じ初心者救済要素として、ほぼ無敵&メーターがたまるまでの助走距離が大幅に短くなったしろしっぽマリオが初登場。 なお、『3Dランド』ではルイージがキツネルイージに変身することを受け、本作のしっぽルイージは狐の耳と尻尾が付くように変更されている。 追加パック 1パック3コース分で200円と有料になるが、その中にはコインが集めやすいコースを詰めたパックや、黄金のクラシックコースパックと題した、ファンにはうれしい昔なつかしのパックもある。 賛否両論点 残機の存在意義の薄さ。 本作はコインが大量に入手する為の新要素が多数導入されている一方で、シリーズでは最早お約束となっている「コインを100枚集めることで残機が1UPする」という仕様はそのまま。同じくコインを大量に集めることができた『6つの金貨』はコインで直接エクステンドしない仕様だったのに…。 このゲームのコース一つでコインは数百枚~数千枚レベルで集まるのがザラで、「New」のつかない方のように増やした残機を食いつぶす高難易度というわけでもないので、コインをわざと無視するか自滅を繰り返しでもしない限り残機はひたすら途方も無い勢いで増えていき、ゲームオーバーになることはまずない。こういった事情により1UPキノコ・残機の意味があまり成していない。 ただし残機が無駄に集まりやすい事自体は近年のマリオシリーズではそれ程珍しい話でもない。そもそも、マリオに限らず、アクションゲーム初心者やライト層向けの配慮が徹底されるようになった昨今の面クリアアクションゲームにおいては、残機が深い意味を持つ作品は少なくなっている(*5)。 もともと、残機というシステムは同じ人に長時間プレイされては困るアーケード時代から引き継がれた概念であり、やり直しがいくらでもできる家庭用ゲームで意味合いが薄れてしまうのは避けられないことであろう。 事実、Switchの『スーパーマリオ オデッセイ』では残機制を廃止するという試みを行っている。 コインを集める事をもう一つの命題としているにもかかわらず、コースごとに手に入れられるコイン総数に大きな差がある。 どのコースも画面を覆い尽くす程のコインが目に見える形で出現する訳ではなく、コース中に置かれているゴールドブロックやルーレットコインブロックで如何に多く出すか、ゴールドマリオ・ゴールドリングの効果を上手く応用するかどうかで1回に入手出来るコインの数が大きく変わってくる。 しかし、コインを一度に数千枚以上で集められる構成になっているコースは非常に限られている。 効率良く、作業感を感じさせない範囲でコインを集めるならば、コインラッシュモードをプレイするか追加パックの購入をお勧めする。特に追加パックにはコインを数万レベルで大量に集められるコースが多い。 そのコインラッシュでも1プレイ30000枚という、遠いようで(コースによっては)近い限界が存在するが…。 ただコインはモードやコースのクリア・未クリア問わずスタートしてからミスやクリアの間入手した分でも総数に累積される。もちろんゲームの進め方や大量収集の方法は極一部に限られた事ではない。 ゲームの命題となっているコイン集めがプレイヤーにとって遊びの一つになるか作業になるかで大きく評価が変わる点でもある。 ゲームのキャッチコピーとしては『めざせコイン100万枚』となっているが、実はゲーム内ではコインを規定枚数集めることを要求したり推奨したりする表現(例えばうながすメッセージや未達成の目標を示す表記など)は初回起動時を除けばほとんどない(一万枚入手! などきりのいい数集めたときにメッセージが出たり、コインを沢山集めるとタイトル画面などに変化がでる程度)ので、単純に「いつもよりコインが多めでコインの累計枚数カウントなどが存在するだけのNewマリオシリーズの続編」として遊ぶことも可能ではある。 エンディングを見るまで自由にセーブができない仕様は相変わらずそのまま。セーブは砦や城をクリアしたときとスターコインを消費して通行止めカンバンを破壊したときに 一度 することができる。いわば通行止めカンバンは『一個につき一度だけ使える消費型セーブポイント』であり、マップ上に複数存在するので、セーブ機能を最大限有効活用したい場合は「この難しいコースをクリア出来たからカンバンを一つ壊してセーブしよう」というように計画的に使って攻略していく形となる。 ただし、セーブの役割である「ゲームの中断」に関しては『スーパーマリオアドバンス4』以降恒例の中断セーブがあり、「ゲームオーバー時の復活地点」に関しては上記の通りそもそも残機がまず尽きない事からプレイの上で困ることはまずない。 問題点 前作『Wii』の素材の使い回しの多さが目立つ。コースのパーツ、敵キャラ、ギミック、BGM、ワールド構成といったゲームを彩る様々な要素の大部分でそれが行われている。 しっぽマリオを除き追加された新しい変身がその亜種のしろしっぽマリオ、ファイアマリオが黄金化し強化されたゴールドマリオとマリオの顔がブロック化したゴールドブロックのみと控え目。 コースの仕掛け・ギミックもDS版、『Wii』で使われた物が多く流用されている。 久々の2Dマリオ復活となった『New』、初の本格的多人数プレイが採用された『New Wii』に比べると、目玉となる新要素が存在しないため、シリーズプレイヤーにはマンネリと捉えられることも。 隠しルート、スターコイン関係について。 一部のコースにおいて、スターコイン(スターワールドではムーンコイン)の在り処や隠しルートに繋がる場所が分かり辛い。 各コースに3枚存在するスターコインだが、普通に進んでいるだけでは画面に映りもせず、気付かないような場所に置かれている事があり(*6)、中には何らかの条件を満たさないと出現しないスターコインもある。 隠しルートへの入り口も気づき難いものもある。空へ隠しルートへのツルが伸びる隠しブロックが置かれているパターンが特に高難度。この内の幾つかは隠しコース行きのゴールに通じており、2-屋敷、5-1、5-屋敷、キノコW-1などが該当する。つまりその隠しブロックを見つけ出せない限り一部の隠しコースへ行く事が出来ない。 今作ではどちらかというと「この地形やこのブロックの並びなら、この向こうにもう一個隠しブロックが置いてありそうだな」「ここに乗るのは若干難しいから、だからこそこの上に隠しブロックを置きそうだな」など、コース設計者の考えを読み解く"知恵比べ"のような要素が強い。オールクリアするのに必要な隠しブロックやその他隠されたものにおいては、「何も無い平坦な地形の上の虚空に無秩序に置かれている」ようなことは無い。 一応やり込み要素に含まれるものだが、配慮が足りていないと言われても仕方が無いか。 その反省からか、後にWii Uで発売された『New スーパーマリオブラザーズ U』ではネタバレを含む公式動画が配信されている。 総評 元来のシンプルで分かりやすいシステム・操作性と、絶妙な難易度・バランス調整を施したコース設計は流石の2Dマリオ。コインを大量に入手する為の新たなギミックが導入されたことで、プレイ時の爽快感や達成感が増している点も素直に評価できる。 人によっては素材の使い回しが多い故にマンネリ感を覚えるが、大抵のプレイヤーには安心してお勧めできる出来である。 余談 「社長が訊く」によると『New スーパーマリオブラザーズ U』の開発期間が約3年に渡る年月だったのに対し、本作は僅か半年程度しか無かったという事実が明かされている。素材流用も含め、色々な部分において妥協せざるを得なかった事が見て取れる。 他のNewマリオシリーズと異なり、本作では残機の最大数が1110となっている(*7)。 塔のボスとして登場するブイブイは『スーパーマリオワールド』以来実に22年振りの復活。 BGMも『スーパーマリオワールド』のブイブイ戦のものがアレンジされている。 前々作『Newマリオ1』ではクッパJr.が各コースの中ボスを務め、前作『NewマリオWii』ではコクッパ7人衆が復活し初めてクッパJr.と共演したが、本作では7人衆のみが登場し、逆にクッパJr.は登場していない。 なお、本作ではシリーズで初めて7人衆全員がひとつのクッパクラウンに乗って全員で攻撃を仕掛けてくる場面がある。 7人衆とJr.は据置版の次作『New スーパーマリオブラザーズ U』で再び共演を果たしている。 2014年7月1日から8月31日までの期間限定で、「ニンテンドー3DS LL 月替わりオススメソフトキャンペーン」の無料引き換えソフトとして、DL限定版『ゴールドエディション』が存在した。 有料の追加パックが最初から全て入っている。そのため、追加パック関連の紹介テキストが少し変更されている。また、タイトル画面も通常版と少し異なる。 ただし、ゲーム本編自体は通常版で有料パックを全て買った場合と全く同じ内容。 本作におけるコイン稼ぎの要素の一部は、後にスマートフォン向けのゲームである『スーパーマリオ ラン』に引き継がれている点がある。
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スーパーマリオブラザーズ ワンダー とは、【Nintendo Switch】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター プレイアブル 住民 ボス ザコ(既存) ザコ(新規) その他 アイテム 関連作品 リンク コメント 概要 スーパーマリオブラザーズ ワンダー 他言語 Super Mario Bros. Wonder (英語) ハード 【Nintendo Switch】 メディア ゲームカード ジャンル アクション 発売元 任天堂 プレイ人数 1~4人 発売日 2023/10/20 値段 パッケージ版 6,578円(税込)ダウンロード版 6,500円(税込) レーティング CERO A(全年齢対象)ESRB E(全年齢対象) シリーズ マリオシリーズ 日本販売数 268万本 世界販売数 1,344万本 【Nintendo Switch】向けに発売される、マリオシリーズの1作。 【New スーパーマリオブラザーズ U】から11年ぶりに家庭用ゲーム機で発売される、完全新作横スクロールアクションの『マリオシリーズ』。 雰囲気は【New スーパーマリオブラザーズ】に近いが、タイトルからは「New」が外されている。 「ワンダー」の名の通り、「ワンダーフラワー」というアイテムを取る事で不思議な現象が発生する。 ストーリー 舞台はフラワー王国。 フロリアン王子に招待されたマリオたち。 そこに突如現れたクッパは、 この土地に咲く花「ワンダーフラワー」の 不思議な力でフラワー城と合体!? マリオたちはクッパの悪だくみを阻止して、 フラワー王国を救うことができるのか? ゲームシステム ワンダーコース中のどこかに咲いている「ワンダーフラワー」を手に入れると、コースの内容が一変。敵が大量発生、地形が傾く、突然スカイダイビングが始まる、視点が変化する等と言った具合に、従来の横スクロールアクションからは考えられない不思議な現象が発生する。どこかにある「ワンダーシード」を手に入れるとコースは元に戻る。 新たな変身いつものファイアと無敵に加え、パワー溢れる【ゾウ】の姿の「ゾウ変身」、アワを出して敵を閉じ込める「アワ変身」、ドリルで敵や地面や天井をも掘削する「ドリル変身」が登場。 バッジ本作は操作キャラの個性が無くなっている代わりに、「バッジ」と呼ばれるアイテムを手に入れて装備させると特殊なアクションを発動できる。空中をゆっくり落下する「帽子パラシュート」、溶岩などに落ちても1回だけ戻る「復帰ジャンプ」、キャラが見えなくなる「透明」など、その効果は多種多彩。バッジは1つだけ選んでつける事が可能で、コースごとに付け替えられる。また、特定のバッジだけを使う「バッジチャレンジ」という専用コースも存在する。 コースの仕様本作はコースをルートに沿って選ぶのではなく、フィールドマップを自由に移動して挑戦するコースを選ぶ事ができる。また、一部のコースは「ワンダーシード」を一定数以上集めて解放しないと入れない。 10フラワーコインコース中に3枚隠されているコイン。従来のスターコイン等のシステムの代替。 コースセレクト一度入った事があるコースを確認したり移動できる。通常コースではゴールポールの頂点に掴まる(偽ゴールでも可)、ワンダーシードを全て回収する(隠しゴールがあるコースではそれも含む)、10フラワーコインを3枚とも回収するとチェックマークが付く。 タマシイ本作ではマルチプレイ時などにミスすると操作キャラクターが「タマシイ」になって漂う。カウントが0になる前に他のキャラクターに触れると残り人数を消費せずに復活できる。 オンライン本作はオンラインプレイにも対応。他のプレイヤーが「ライブゴースト」としてコース中に最大3人、フィールドに最大11人登場する。ライブゴーストのプレイヤーに触れる事はできないが、「タマシイ」になった他プレイヤーに触れたり、ストックアイテムを譲ったりして助ける事ができる。コース中に「パネル」を設置すれば、それに触れたタマシイのプレイヤーを復活させる事も。他のプレイヤーを助けた回数に応じて「ハートポイント」が加算される。フレンドと遊ぶ場合はコースを決めて待ち合わせができる。 キャラクター プレイアブル 『New スーパーマリオブラザーズ U』のメンバーに加え、【スーパーマリオ ラン】?の操作キャラも登場している。 全員基本性能は同じだが、ヨッシー系とトッテンはパワーアップアイテムを取っても変身しない代わりにダメージを受けない特権があり、更にヨッシー系はふんばりジャンプ・敵を食べる・吐き出す・背中に乗る事が可能。 【マリオ】 【ルイージ】 【ピーチ】 【デイジー】家庭用2Dアクションマリオのプレイヤーとしては初。(過去に『スーパーマリオ ラン』のプレイヤーとしては登場している。) 【きいろキノピオ】 【あおキノピオ】 【キノピコ】 【ヨッシー】家庭用2Dアクションマリオのプレイヤーとしては初。(過去に【スーパーマリオ64DS】『スーパーマリオ ラン』のプレイヤーとしては登場している。当然だがヨッシーメイン作品では既に主人公を務めている。) 【あかヨッシー】 【きいろヨッシー】 【みずいろヨッシー】 【トッテン】 住民 【フロリアン王子】 【おしゃべりフラワー】 【ポプリン】 【ポプリン師匠】? 【キノピオ隊長】 ボス 【クッパ】 【城クッパ】 【クッパJr.】 ザコ(既存) 【クリボー】 【こでかクリボー】 【でかクリボー】 【ノコノコ】 【パタパタ】 【パックンフラワー】 【プクプク】 【ウニラ(マリオシリーズ)】 【ジュゲム】 【トゲゾー】 【メット】 【ハンマーブロス】 【キラー】 【キラー砲台】 【ガボン】 【ボムへい】 【ほねパックン】 【ファイアパックン】 【でかファイアパックン】 【ブラックパックン】 【プチパックン】 【テレサ】 【カロン】 【ドッスン】 【サンボ】 【ハナチャン】 【ケセラン】 【パサラン(スーパーマリオワールド)】 【ハックン】 【メカクッパ】 【キングテレサ】 【ほねクリボー】 【カキボー】 ザコ(新規) 【ズラカル】 【モクモクモ】? 【こでかモクモクモ】? 【でかモクモクモ】? 【トッシン】 【コロンポリン】 【ワンダーコロンポリン】? 【ローラースケートノコノコ】? 【ビヨン】? 【オシダシー】 【マイマイ】? 【こでかマイマイ】? 【ハイデン】? 【ワンダーハイデン】? 【シウミウ】? 【スッポコ】? 【ヨコドリー】? 【フキヤン】 【ズンドコ】? 【ヘビムシ】? 【ホウホウ(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】? 【メリコンドル】? 【ハナビへい】? 【ビリピョン】? 【ハコンドル】? 【ランランパックン】 【ランランほねパックン】? 【スイカパックン】? 【エイミー(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】 【ワンダーエイミー】? 【ホッピン】 【ワンダーホッピン】? 【タケボー】? 【メタルタケボー】? 【コンペイ】? 【ゴッツン】? 【マジロー】? 【マキマキ】? 【チョロチュー】 【こでかカキボー】? 【ブースケ】? 【ブースケ砲台】? 【ワンダーブースケ】? 【コロブー】 【でかコロブー】? 【ツボチャン】? 【影マリオ】? 【影ノコノコ】? 【ホバーメカクッパ】? 【ガシガシ】? 【サーチガシガシ】? 【ワンダーガシガシ】? 【アングリ】 【オッポー】? 【トビー(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】? 【プルプル(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】? 【スライドン】? 【ゴロボー(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】? 【ウーロン】? 【ランブル】? 【モロコン】 【ファイアガボン】? 【ボーボー(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)】? 【ロングキラー】? 【ワンダーロングキラー】? 【チェイスキラー】? 【でかチェイスキラー】? 【連結サーチキラー】? その他 【カメック】今回はマリオ達と直接対決はしない。 【化石ドラゴン】? 【雲パックン】? アイテム 【スーパーマリオワールド】や【スーパーマリオ 3Dワールド】などと同様にアイテムストック機能がある スーパーキノコ アワフラワー(新規) ゾウフルーツ(新規) ドリルキノコ(新規) ファイアフラワー スーパースター コイン100枚集めると1UPする。 フラワーコインフラワー王国の買い物に使う通貨。ワンダー状態では0.1枚分の小さいものもある。999枚までストック可能。 10フラワーコインフラワーコイン10枚分になるコイン。再入手するとフラワーコインが3枚分加算される。 ワンダーシード今回の収集品。ワンダーフラワーで変化を起こした後に終点で出現、コースクリア時にポプリンから入手、なんでも屋でフラワーコイン100枚を支払って購入などで集められる。 関連作品 【New スーパーマリオブラザーズ U】前作として扱われている作品。 リンク 公式ホームページ コメント 名前 全てのコメントを見る?
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【TOP】【←prev】【Wii U】【next→】 New SUPER MARIO BROS.U タイトル New SUPER MARIO BROS.U ニュー・スーパーマリオブラザーズ・U 機種 Wii U 型番 WUP-P-ARPJ ジャンル アクション 発売元 任天堂 発売日 2012-12-8 価格 5700円(税別) マリオブラザーズ 関連 Console Game FC マリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ SUPER MARIO USA SUPER MARIO BROS.3 FDS 帰ってきたマリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ スーパーマリオブラザーズ 2 SFC SUPER MARIO WORLD スーパーマリオ コレクション スーパーマリオ ヨッシーアイランド N64 SUPER MARIO 64 GC スーパーマリオ サンシャイン Wii SUPER MARIO GALAXY New SUPER MARIO BROS.Wii SUPER MARIO GALAXY 2 スーパーマリオコレクション スペシャルパック WiiU New SUPER MARIO BROS.U New SUPER LUIGI.U SUPER MARIO 3D WORLD SUPER MARIO MAKER Handheld Game GB SUPER MARIO LAND スーパーマリオランド 2 6つの金貨 スーパーマリオランド 3 WARIOLAND SUPER MARIO BROS. Deluxe GBA スーパーマリオアドバンス スーパーマリオアドバンス 2 スーパーマリオアドバンス 3 スーパーマリオアドバンス 4 FAMICOM MINI 01 スーパーマリオブラザーズ FAMICOM MINI 11 マリオブラザーズ FAMICOM MINI 21 スーパーマリオブラザーズ 2 駿河屋で購入 Wii U
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New スーパーマリオブラザーズ2 クリア(・∀・) 2013/01/20 クッパ倒してエンディング見ました。 はっきりいって面白くないですね( ・ω・) 正直DS版も個人的には微妙だったんですが。 2012/11/23 久々にプレイしてワールド5をクリア。 2012/09/22 ワールド4をクリア。 2012/08/13 ワールド3をクリア。 2012/08/03 ワールド2をクリア。 2012/07/31 今回の作品はマリオ3+マリオワールドといった感じでしょうか。 コインがザクザク出るのはけっこう楽しいのですが、 残機がモリモリ増えていくのはどうなんでしょうか( ・ω・) とりあえずワールド1をクリア。
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スーパーマリオブラザーズ2をお気に入りに追加 情報1課 <スーパーマリオブラザーズ2> #bf 外部リンク課 <スーパーマリオブラザーズ2> ウィキペディア(Wikipedia) - スーパーマリオブラザーズ2 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <スーパーマリオブラザーズ2> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <スーパーマリオブラザーズ2> #blogsearch2 成分解析課 <スーパーマリオブラザーズ2> スーパーマリオブラザーズ2の60%は時間で出来ています。スーパーマリオブラザーズ2の31%は心の壁で出来ています。スーパーマリオブラザーズ2の5%は怨念で出来ています。スーパーマリオブラザーズ2の3%は宇宙の意思で出来ています。スーパーマリオブラザーズ2の1%は気の迷いで出来ています。 報道課 <スーパーマリオブラザーズ2> 【ソフト&ハード週間販売数】『ポケモンBDSP』(ダイパリメイク)35.5万本で2週連続で首位に! 初登場の『パワポケR』は2.3万本販売【11/22~11/28】 - ファミ通.com ニンテンドーDSが発売された日。ふたつの液晶画面とタッチスクリーン機能が新しい、シリーズ累計1億5000万台以上の大ヒットを記録した携帯ゲーム機。『脳トレ』も大流行【今日は何の日?】 - ファミ通.com Wiiが発売15周年! 「スマブラX」や「スーパーマリオギャラクシー」などが発売 - GAME Watch 年末年始は「マリオパーティ」で盛り上がれ! 子ども向けゲーム誌『てれびげーむマガジン January 2022』12月1日(水)発売!! - PR TIMES Switch用ソフトのパッケージ版売上ランキングトップは『モンスターハンターライズ』 2021年1月~10月末までの期間で集計 - IGN JAPAN USJ、コロナ注視で迎える2年ぶりのクリスマスと20周年(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Amazon】ブラックフライデーセールでSwitch本体と人気ゲームタイトルのセット&ダウンロード版2本セットがお買い得に。おすすめソフトをピックアップ! - ファミ通.com アワードで“史上最高のゲーム”獲得の『DARK SOULS』が半額!Steamセールにてシリーズ3作が割引に(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チート過ぎる最強ゲームキャラといえば?3位セフィロス、2位カービィ、1位は...?【アンケ結果発表】(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ビートルズ版『マリオ2』? 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マリオは「連続殺法」の使い手でジャンルは「ファンタスティックアドベンチャー」 - インサイド 当時の説明書も見られる!スーパーマリオブラザーズ&スーパーマリオブラザーズ2の公式サイト公開! | ガジェット通信 GetNews - ガジェット通信 「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」の予約受付ページをまとめて紹介! - GAME Watch 「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」11月13日発売 - GAME Watch 「スーパーマリオ」シリーズ4本が遊べる! 「スーパーマリオコレクション」がNintendo Switch Onlineで9月3日より配信 - GAME Watch 【まとめ】「スーパーマリオ35周年」でゲーム&ウオッチや3Dコレクションが登場! - 価格.com 任天堂「ゲーム&ウオッチ」が復活。マリオ2作品収録で11月13日発売 - PC Watch 35周年記念コラボ商品『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』11月13日発売決定! - インサイド 「スーパーマリオ」が「GAME&WATCH」に! 「GAME&WATCH SUPER MARIO BROS.」発売決定 - GAME Watch 『スーパーマリオコレクション』がNintendo Switch Onlineに本日(9/3)追加。【スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct】 - ファミ通.com 初代『スーパーマリオブラザーズ』が遊べるゲーム&ウオッチが11月13日に発売決定! 時計機能に加えて『スーパーマリオブラザーズ2』や“ボール”もプレイ可能【スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct】 - ファミ通.com 『マリオ2』にハマりすぎて、あやうくベニテングダケを食べるところだった思い出話 - インサイド “ファミコン Switch Online”に4月10日より『スーパーマリオブラザーズ2』、『スターソルジャー』、『パンチアウト!!』の配信が決定 - ファミ通.com 「スーパーマリオブラザーズ2」「スターソルジャー」「パンチアウト!!」が4月10日に追加へ。Nintendo Switch Online更新情報 - 4Gamer 『スーパーマリオブラザーズ2』が“ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online”に4月10日追加 - 電撃オンライン 読者レビュー/New スーパーマリオブラザーズ 2[3DS] - 4Gamer.net いまなお研究され続ける「スーパーマリオブラザーズ」のステージ4-2最速攻略の知られざる歴史とは? 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